オバサンになっても人気衰えず“専業主婦”森高千里の存在感

確かにデイリー初登場4位というのは長く現役から退いているアイドルとしてはびっくりするくらいの好順位。それでも週間で3万枚は厳しいぞ、というくらいのチャートアクションです。
少女時代の1stアルバムは初動で23万枚、累積86万枚。東方神起の去年のアルバムは初動20万枚、累積33万枚。「同じ2桁万枚だから同じレベル!」と言い張るのであれば別ですが、いくら日刊ゲンダイでも言うことちょっと盛りすぎだと思います。
それでも森高の可愛さの維持っぷりはハンパないな。

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GRAPEVINEベストアルバム

カップリング曲集「OUTCAST2.0」を安室でおなじみ「PLAYBUTTON」同梱ボックスで発売。
収録されるのは既発曲ばっかだしGRAPEVINEiTunes含めて配信でもおよそ全曲出してるので、他のデバイスで聴きたけりゃそっちでよろしく、これはコレクターズアイテムですよ的な割り切りということで。
根強いファンがいるからできる技なわけですが、何かネットで反応見てるとやっぱこういうアイドルっぽいノベルティ的販売法に多少抵抗のある方もいる模様。でもアメリカのガチ硬派Patti Smithとかがこういうセット出すご時世でございます。これはもう時代の趨勢として仕方ない。

最近はMadonnaGreen Day等々の例のように「旧譜はアホみたいに安く(でも何枚かまとめて一定額以上にはする)」と今回のPatti Smith他のように「新譜は通常盤とともにノベルティ的価値の高い豪華盤も出して利益を最大化する」という両極端に振っているような方策が既に普通になっていたりします。

硬派だろうが流行歌手だろうがロックだろうがアイドルだろうが、「音源出してライブしてそのお金で飯食ってる」以上はプロであり、レーベルに在籍している以上はサービス業従事者として利益を最大化する努力をする必要はあるわけです。そしてファンもそれを買い支えることが、その好きな人達がそこにずっといられるために唯一できること。
まあ、そういう意思を持つに至る人がアイドルやV系等一部の分野除いてガンガン減っていることが、CD売上減少の最大要因なわけですけどね。