違法ダウンロード罰則化周知用サイト。
何かもう、いろいろ酷い。「いじめ、カッコ悪い。」よりも酷い。

    • -

で、日曜は西武ドームももクロ

今回のももクロを一言で言えば「安定」。
箱サイズとしては前回横浜アリーナの軽く倍以上の37,000人が相手だったわけですが、登場時多少杏果(緑)が感極まって涙ぐんでいる感はあったもののおよそそのサイズに臆することなく、MCでもさしてそのデカさを主な話題にすることもなく実に平然とパッキパキのパフォーマンス。多少流れの悪さはありましたがあの糞暑い会場で流れよくやったら多分メンバーにも観客にも死人が出るので仕方がない。
相変わらず全力でのすっ飛ばし感は健在なのですが、たとえば相変わらずフルマラソン2時間20分台で走ってはいるんだけど、以前が必死に走ってようやくゴールというレベルだとすれば、今回は同じ時間で走っているのにその途中で駆け引きも行い、ゴール後はきっちり優勝者インタビューまでこなせそうな、地に足がついているというか腰が据わっているというか、そんな頼もしい感じ。
もうこの子たちは大丈夫。もう東京ドームだろうがでかいフェスのメインステージだろうが間違いなくやれる。12月はさいたまスーパーアリーナ2DAYSですが。

90年代暗黒だったアイドル界、モーニング娘。はじめハロプロが風穴を開け、Perfumeが「評価」の対象に引き上げ、AKBグループが大拡張工事を行った結果、恐ろしくフラットな環境ができあがりました。そんな環境の中ももクロは、百人レベルのコアファンを相手にしていた頃からの現代型アイドルの基本フォーマットに則った芸風を、「いいとも」でドン引きされようが基本変えることなくそのままスケールアップしていった結果、そのフォーマットを一般層にまで認めさせようとしている。

そんな、秋葉原飯田橋からスタジアムまでが地続きになった状況下、TOKYO IDOL FESTIVALに出ていたような子たちにとっても当面目標はここということになるのでしょう。Perfumeがブレイクした時に各地ローカルアイドルが何がしかの期待を寄せたように。もちろん楽曲のインパクト、キャラの立ちっぷり、トリックスター的演出、そしてそれらが奇跡的に噛み合った幸運等々もあるわけで、他のグループがそうそうこういうレベルにまで来れるはずもなく、そういう期待を抱かせることが本当にいいのか悪いのかは正直よくわからんです。それでも将来像を描けないまま活動しているアイドルと目標を持って必死になっているアイドルとどっち観たいかって言ったら、そりゃねえ。


しかし、初めてライブ会場としての西武ドームに行ったのですが、ここライブ会場としては心底酷い場所だな。
ということで、次回は「地獄のライブ会場ランキング」の予定。