芦田愛菜が初ソロコンサート「すっごく楽しみです」

ガチロリ諸兄の皆様におかれましては、今回に限っては一般のお客様も非常に多うございます故、そっち方面のイベントのつもりで出席・行動された場合、露骨に避けられる、人間性を否定される、通報される等の弊害が生じる可能性がございますので、十分に注意されることをお勧めします。
俺もどんなもんか少し観てみたいんだけど、やっぱりこの場に平然といられるだけの勇気がないんだ。

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五木ひろし vs 北島三郎」の話。
この4月に出した五木ひろしのシングルが初登場13位、2ヶ月たってもベスト30以内をキープして売上も5万枚近くまでいっているという非常に堅実な状況で、まあ順位的なところは相対的にJ-POP系が下がったからではあるわけですが、それでもすげえ現役の維持っぷりだと思いまして。で、以前の紅白歌合戦シーズンに「五木ひろしはほぼ毎年きちんとその年にリリースした曲を歌う」ということを書いたことがあったのですが、それを一度具体的にカウントしてみようと思いまして、その比較対象として北島三郎を引っ張ってきた次第。

以下その表。
五木ひろしは初登場から41回連続出場、北島三郎五木ひろしが初登場する前に既に8回出場していますが、それ以降をダーッと並べてみました。
北島三郎の1986年が抜けているのは、ヤクザとのあれこれがバレて出場辞退したため。また、太字は「その年以前にリリースした曲」、地色が違うのは「過去に歌った曲を再度歌った」印です。

年/回 五木ひろし・曲名発売月  北島三郎・曲名発売月
1971年/第22回よこはま・たそがれ1971/03 9北海太鼓 
1972年/第23回2待っている女1972/05 10冬の宿1972/11
1973年/第24回3ふるさと1973/07 11帰ろかな(2)1965/04
1974年/第25回4浜昼顔1974/06 12寒流1974/04
1975年/第26回5千曲川1975/05 13残雪1975/09
1976年/第27回6愛の始発1976/02 141976/06
1977年/第28回7灯りがほしい1977/09 15終着駅は始発駅1977/09
1978年/第29回8熱愛1978/09 16与作1978/03
1979年/第30回9おまえとふたり1979/09 17与作(2)1978/03
1980年/第31回10ふたりの夜明け1980/08 18風雪ながれ旅1980/09
1981年/第32回11人生かくれんぼ1981/08 19風雪ながれ旅(2)1980/09
1982年/第33回12契り1982/07 20なみだ船1962/06
1983年/第34回13細雪1983/09 21漁歌1983/07
1984年/第35回14長良川艶歌1984/04 22まつり1984/11
1985年/第36回15そして…めぐり逢い1985/04 23十九のまつり1985/11
1986年/第37回16浪花盃1986/06    
1987年/第38回17追憶1987/04 241987/07
1988年/第39回18港の五番町1988/08 25年輪1988/06
1989年/第40回19暖簾1989/09 26夜汽車1989/06
1990年/第41回201990/08 271990/03
1991年/第42回21おしどり1991/10 28北の大地1991/01
1992年/第43回22終着駅1992/10 29帰ろかな(3)1965/04
1993年/第44回23べにばな1993/08 30まつり(2)1984/11
1994年/第45回24汽笛1994/10 31年輪(2)1988/06
1995年/第46回25酒 尽尽1995/08 321995/06
1996年/第47回26女の酒場1996/04 33風雪ながれ旅(3)1980/09
1997年/第48回27千曲川(2)1975/05 341997/06
1998年/第49回28酒ひとり1998/09 35根っこ1998/10
1999年/第50回29夜空1973/10 36まつり(3)1984/11
2000年/第51回30山河2000/04 37帰ろかな(4)1965/04
2001年/第52回31逢いたかったぜ2001/08 38山(2)1990/03
2002年/第53回32おふくろの子守唄2001/04 39帰ろかな(5)1965/04
2003年/第54回33逢えて…横浜2003/08 40風雪ながれ旅(4)1980/09
2004年/第55回34雪燃えて2004/06 412004/09
2005年/第56回35ふりむけば日本海2005/03 42風雪ながれ旅(5)1980/09
2006年/第57回36高瀬舟2006/04 43まつり(4)1984/11
2007年/第58回37契り(2)1982/07 44帰ろかな(6)1965/04
2008年/第59回38凍て鶴2008/11 45北の漁場1986/06
2009年/第60回39凍て鶴(2)2008/11 46まつり(5)1984/11
2010年/第61回40おしろい花2010/02 47風雪ながれ旅(6)1980/09
2011年/第62回41ふるさと(2)1973/07 48帰ろかな(7)1965/04
思った以上にわかりやすかった。どうだ五木ひろしのこの現役感覚。
そして、過去曲を歌った時もおよそエクスキューズを付けることができます。

1997・2002・2007年は大トリを任されたため、ある程度知名度の高い曲を優先的にチョイスしたと想像できます。特に2002年の「おふくろの子守唄」は、前年にリリースしたものの程なく実母が亡くなられたことで一旦歌唱をやめ、この紅白でその封印を解いたという事情もあり。
2009年の「凍て鶴」はこの年亡くなられた三木たかし楽曲のためその追悼、2011年の「ふるさと」は、震災が背景にあった選曲。そんな感じで意味なく過去のヒット曲を引っ張り出してきたことはほぼないわけです。
きっと彼には「伝統文化」的な演歌歌手というよりもあくまでも「流行歌手」でいたいという矜持のようなものがあるんじゃないでしょうか。かっこいいです。

じゃあ、特にここ10年鬼のように過去ヒット曲を繰り出すサブちゃんが駄目かというと、その曲を持ってくることできちんと場を作っていますのでこれはもう彼が何よりも自らを「エンターテイナー」として意識しているということだと思います。盛り上がるんだったら何でもするわ的な。これはこれで姿勢としてはアリじゃないかと。

本当はこの2名と同じくらい出場している森進一も一緒に調べてみたんだけど、彼も過去曲をかなりやっているもののいまいちポリシーが見当たらなかったのと、スペースの都合で割愛。