ヤンキーアイドルのオーディションをエイベックスが開催!

何かとんでもない豪速球投げてきたぞエイベックス。
バリバリレコード」とか「オラオラアイドル」とか「個性的な生き方」とか、もう何だかこの記事だけで目眩がするほど凄いことになっています。
確かに過去からそういう属性をターゲットにした様々なミュージシャンを世に送り出してきたエイベックスではございますが、そこまでわかりやすくして受けたのは過去にも銀蝿ファミリーのみ、キャロルはそういう属性に分かれる以前の存在だし、氣志團とかは完全にサブカルとしてのアレですから。

銀蝿ファミリーの女子といえば、「マスコットガール」という体でデビューした岩井小百合ですが、最初こそ良かったものの調子こいてファースト・コンサートを武道館で開催して微妙な客入りとなってケチが付いた後、とり・みき原作の「クルクルくりん」のドラマ化に際してトレードマークだったポニーテールをバッサリ切り落としたものの視聴率いまいちだったあたりでシオシオとなって徐々にフェイド・アウトしていきました。

また、銀蝿ファミリーにはもう一人「麗灑(りさ)」という赤いつなぎを着た女子シンガーもいましたが、今読もうとしても「たんれい」としか読めそうにないそんな芸名のみならず、ガチでヤンキーなビジュアルもまた強烈で、考えてみればスージー・クアトロの日本版的展開を目指していたような気もしなくはないし、今見たらけっこう美人さんなんですけど、当時はもうとても恐ろしくてそんなところまで考えも至らず。当然ぴくりとも売れず。

まあ、そんな前例しかない状態で、オーディションの下手くそさには定評のあるエイベックスが仕掛けるわけですから、どんなことになるかいなと興味だけは深々でございます。正直なところ、オーディションとかそんな面倒臭いことしなくても武井咲を連れてくりゃそれで万事うまくいくような気もするんですが、やはりオスカーは許してくれないのでしょうか。