今日の桑田さんのSONGSスペシャルは、ずっとマッコリを飲んでいる体でキャラを演じていた桑田さんが最後に「カルピスです」とネタばらししたところにすかさず小野アナが「乳酸菌入り飲料ですね」と一般名称を被せてきたところが面白かった。小一時間ずっとこんな放映タイミングから選曲から本日発売の特定商品のプロモーション番組やっておいて、あんたそこは瑣末まできっちりNHK的にこだわるんかいな的に。

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安室奈美恵、20年目で初のオリコンアルバムチャート3週連続首位

発売週は29万枚で2位のGReeeeNが9万枚だったのでぶっちぎり。翌週は79,000枚。2位もGReeeeNが35,000枚でステイ。この週の新譜はシェネルが28,000枚で3位、w-inds.が22,000枚で4位というレベル。そして3週めは前週3位のシェネルが28,000枚で2位にアップ、3位がスフィアの21,000枚。
上位2作が2週連続ステイだったり、次週にランクアップしたりと安室以外もなかなか見ない動き。この2週間は非常にレアな「枯れ」期だったわけです。

これ以降は今週は桑田さん、来週は山Pとガチガチのが続くためこれ以上はないわけですが、その翌週8/1はシドなのか永ちゃんなのか微妙だったり、8/8はK-POPの2AMくらいしか図抜けて初登場上位に行きそうなのがいなかったり、冗談抜きで売れるミュージシャンの層が薄くなってるんだなあと思いました。

いずれ、シングルほど爆売りの細工のしにくいアルバムチャートは今後今回の安室のように確実に売れる人の複数週1位が当たり前になってきたりするんじゃないでしょうか。何か、売上枚数とか売れ方とかが、CDの売行きが異常な状況になり始めた1990年代以前の状態に戻っていっているような。実際、特典が付けにくい配信のシングルチャートは現状で複数週1位とか珍しくもないわけで。
あれだ、「アルジャーノンに花束を」みたいな。今の状況は悲しいけれど、途中で無理して上げちゃったからこそその後が悲しいのであり。微かな思い出だけ抱いて何もなかったのかのようにこれからを生きよう。