ミスチルのベスト2枚、結局両方70万枚超え。

2005-2010 MACRO:73.2万枚
2001-2005 MICRO:71.6万枚

2週目以降も順調に1日2-3万枚ペースで出ていますので、多分大丈夫。
ちなみに10年前のベスト2枚はこんな感じ。

1996-2000
初動:100.4万枚 累計:179.8万枚

1992-1995
初動:120.2万枚 累計:236.3万枚

10年前ですら累計で初動の2倍は出ていないわけです、ベストでも。
で、ライト層の購買力は当時の比にならないくらい落ちていますので、ミリオンは超えこそすれ超えてボチボチの辺りで落ち着いちゃう懸念も。これからどのように継続してプロモーションしていくのか、どこまでやり続けるのかというところなのかな、と思います。

いや、こんなガチガチに緻密なプロモーションも、もう今後なかなか見られないもの。面白いよ。

    • -

“本好きの代弁者”から変容――本屋大賞はどこへ向かうのか?

これ、CDショップ大賞も全く同じ懸念抱えているよね…。
「自称本好き店員」にしろ「自称音楽好き店員」にしろ、蓋を開ければ売れてるものに一般民間人より多少多く接している程度、とかままあるわけで。実際最近のレコ屋の店員さん、全体的に愛想は良くなっているものの知識は昔より低下している、なんて話はよく聞きますし。

実は今年のCDショップ大賞も大変にドキドキしていまして。自分を含め周辺の下馬評では星野源が鉄板という予想で一致していたのにもかかわらず、選ばれたのはももクロだったアレです。CDショップ大賞の中の人曰く投票は「完全にガチ」なわけですが、この結果は「裏で何か工作が」とかいろいろ穿った感じで捉えられやしないか、それはCDショップ大賞という看板にもダメージがあるのではないか、と。正味ヒヤヒヤしていました。
結果として、ももクロ本体にいい波が来ているところにうまく乗っかったような形で比較的すんなり世に受け止められてひと安心いたしましたが。

いろいろと問題あるとはいえ、だからといってコアコアなマニアだけが集って協議する形にしたら今度は「今年のCDショップ大賞は、あぶらだこです!」とか一般的な嗜好と著しくかけ離れた作品が選ばれたりして、それはそれでもっとまずいだろう、というジレンマ。

本当に、本屋にしろCDショップにしろ、投票する店員さんがいかに賞の意義・意味を理解してくれるかにかかってるわけで。本当に、頼むよ。