地方都市マニアで山陰に行ってまいりました。
松江から東へ鳥取まで進んで、そこから南下して岡山に戻ってくるコース。
で、鳥取駅にこんなビラがありまして。

B級グルメゆるキャラと並んで今やすっかり地域起こしの3大定番になった感のあるローカルアイドルですが、鳥取の場合はただそれだけじゃ差別化を図れないと思ったか、「プロ意識の高いパフォーマンス集団」にすることで差別化を図ろうとしている模様。ただ、公式サイト見る限り「オーディション追加募集決定」ってそれ募集の時点で相当ヤバいことになってやしないか。


で、翌日岡山に南下する途中で津山にも寄ったんですけど、ここにはこんなビラが貼ってありました。

こちらは正統派アイドルユニットといった風情ですが、このビラが貼ってあったのが既に閉店した店舗のシャッターという時点で津山ヤバいというか、そんな狭い、しかもさして栄えていない地域に限定して活動は一体どうするんだという一抹の不安。

しかし最近ぼこぼことこういうのが出てくるのを見るにつけ、山形県酒田市のSHIPの目の付けどころの早すぎさや、今やタワー絡みとはいえある程度の全国流通まで果たしたnegiccoの諦めなさと向上心はすごいんだなと思います。つうか青森のりんご娘も徳島のCOCONUTS Jr.もまだ活動してるのかマジか。

今こういうのに参加する女の子はきっと、AKB48とかPerfumeみたいなのに憧れているんだと思うけど、AKB48は元々最初からの資本投下量が自分たちとは100倍以上違うのだという事実、Perfumeは広島時代はまるでダメで、芽が出たのはアミューズに拾われて東京に出てきてからだという事実を踏まえた上で、青春の思い出作りとして精一杯頑張っていただければ幸いです。
でも今なら、ある程度の楽曲をこさえた上でなら、タワレコの社長にねじ込めば何とかしてくれるかもしれない。もしかしたら。

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で、そのまま岡山まで南下したらアーケード街にこんなのがあって。

ツリーに願い事吊るすアレです。まあ最近は珍しくないんですが、それでも見るたびに「何か間違ってる!」との思いを強くする、実に日本人らしい企画です。

そしてその中の願い事で衝撃を受けたのがこれ。

私の知るオタクというものは、なりたくなくてもどうしようもないままなってしまうものだという認識なのですが、最近はこんなところで願ってまでなりたいものになっているようです。

つうか、最近は侮蔑や自虐に使用する言葉として「キモオタ」というフレーズがオタク層に使われているように見受けられますが、「オタク」という言葉が一般に普及して元々あった「オタク」という言葉が広く軽くなった結果、当初持っていた意味が「キモオタ」という言葉のもとに再定義されているような気がします。