僕はどちらかといえば「芦田愛菜ちゃんってかわいいねえ」と安易に口にしてはいけないタイプの人間だと自覚しているので、できるだけ言わないようにしています。
でもこのアルバムはユーミンのカバーが入っているので買うことになりそうで、今からレジに持っていったときに通報されないかドキドキします。
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Thomas Dolby / A Map Of The Floating City (Album)
黎明期のシンセサイザーを使い倒し、各企業から提供された装置をいじり倒し、結果として「どれもいまいちだから俺が作るわ」的に起業して社長になってビジネスの世界へ。それ以降はときどき思い出したようにライブする以外ほとんど音楽活動をしてこなかった彼が20年ぶりにオリジナルアルバムをリリース。
何だよ20年ぶりって。俺もおっさんになるわ。
彼ももう歳も歳なので、"Hyperactive!"みたいな馬鹿電気ポップは望むべくもないけれど、彼がプロデュースしたPrefab Sproutの"Steva McQueen"のような、電子音は使っても感触は極めて生音的な普遍性のあるポップソング集になってます。かつ、曲のアレンジのどっかこっかにちょっとした茶目っ気を忍ばせている、大人だけど決して落ち着いちゃったわけではない、活動当時からきちんと地続きの音。何か嬉しい。
そしてクレジット見て驚く。Eddie Reader、Mark Knopfler、Bruce Wooleyといったゲストも面白いのだけど、ほぼ全曲でギターを弾いているKevin Armstrongと多くの曲でベースを弾いているMatthew Seligmanは、"The Golden Age Of Wireless","The Flat Earth"の頃のレコーディング、ツアーに参加している初期も初期のバンドメンバーっすよ。そんな昔からの仲間たちと一緒だったからこそ、こういう現役当時の感覚まんまのアルバムが出来上がったのだと思うと、もっと嬉しい。