渋谷駅前からタワー店頭等、都心の野外広告枠での凄まじい露出っぷりと、いいともを初めとしたテレビ番組への容赦無い突っ込みっぷりから、VISION FACTORYのガチ本気度がすごい勢いで伝わってくるFairiesですが、デビュー曲の初動は週間11位でした。ギリギリでベストテン入りならずなのは惜しいが、あれだけやっても1万枚行かない世の中なのですね。
でも、Happinessほど大人っぽい演出もせずルックス的には「かわいい」押しで、Hey!Hey!Hey!ではアイドル特集の枠にぶっ込み、でもその割にはレッスン風景のガチっぷりを放送してみたり、そもそもデビュー曲が「本格派」狙ったんだか何だかで全くもってアイドル的ポップさに欠けていたりと、アイドルとしてオタ層を固めたいのか、SPEED的に同性同世代に対して憧れさせたいのか、どっちを向いているのかさっぱりわからないんすよ。
その時点でどっちつかずだし、それでも両方狙うんだということでも、そのふたつの客層はいろんな意味で同じイベント会場に入れちゃいけない組み合わせだと思うので、何とかした方がいいと思います。
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で、石巻行った翌日には、9/9に本厚木に新規開業した「じょいふるミュージック」へ。
こちら、今年1月に閉店したTAHARA本店の元店長さんが立ち上げたお店です。
TAHARAはいきものがかり始め、地元ミュージシャンの本拠地の店として音源のレコメンドや情報発信を行い、厚木の音楽コミュニティの核としても成立していた地元超密着型のCDショップでした。それが約7ヶ月のブランクを経て、個人経営のCD店として復活を果たしたわけです。
北口の繁華街の真ん中にあったTAHARAとは逆、南口の大通り沿い。でも、安い物件を適当に探して見つけてみたいな安易なものでないことは、ライブハウス「Thunder Snake」の真向かいという立地から容易に想像できます。決して大きくはない店内ですがCDと楽器をきちんと扱い、いきものがかり専用棚も常備。その全てから改めて地域のコアとしての役割を果たそうという決意が見て取れます。
意志のあるお店がきちんと地元の人達に愛され、長く続くことを。