土日はお台場でTokyo Idol Festival。
今まで観たことのないユニットを中心にもうええっちゅうくらい観てきました。
■東京女子流(エイベックス・マネジメント/avex trax)
・見たの2度目ですが、更に落ち着いた感じ。年齢に似つかわしくない安定感。
・本当に選ばれた5人によるユニットなのだという気がする。
・新曲を生で観た。かっこいい。ローティーン女子にかっこいいはないと思うけど、でも本当にそういう空気。
■YGA(吉本興業/YOSHIMOTO R&C)
・カロリー多めの曲ばかり。ダサいのもあるんだけど、全く気にしてないところがいさぎよい。
・テレビでは観たことないんだけど、きっと各人キャラ立ってるんだろうなあという雰囲気がすごくする。
・ただ、MCが完全に脚本ありありな感じの段取臭さで非常に気になる。トークは発展途上なのか。
・ファンによるコールの難度が他のグループと比べて圧倒的に高い。これは新参者は正直入りにくいと思う。
■さくら学院(アミューズ/TOY'S FACTORY)
・「成長期限定ユニット」というのが何なのかよくわからない。
・1曲目の途中でいきなり音が止まる致命的なハプニング。それでも音無しでワンコーラス分は踊り切る根性。
・ハードな曲もやるが、全体的に闘争心とか野心とかが感じられないほんわかした雰囲気。
・中でも一番背の高い子が群を抜いて異常なほどぽやんとした空気感を放っていてぐっとくる。
・松井愛莉という子。中3で170cmもあるのか。なのにあの空気。好きかも。
■アイドリング!!!(メンバーごとに異なる事務所/PONY CANYON)
・AKBと明らかに対照をなしているけど、絶対に「ライバル」とかガツガツした関係になりえないことがよくわかる。
・MCではかなりキツいいじりも入っているのに、それでも全体的にものすごくあったかく居心地のいい空気。
・1-4期という「チーム分け」はあるけど、「序列」が少なくとも表向きには一切見えない関係性。
・20人いるのにMCの時は必ずミチミチになりながらも全員横一列に並ぶのがそれを象徴している。
・あと、矢澤、朝日といったバラエティに最適化されたメンバーが居るのが、ステージでも恐ろしいほどの強み。
・この彼女達の作り出す世界はハマったら抜けられないと思う。ファンの人の気持ちがすごくよくわかった。
■9nine(レプロ/SME)
・ものすごくよくできている。が、それ以上の感動はない。
・MCは吉井香奈恵だが、突っ込みや曲間の煽り担当は完全にちゃあぽん(Perfumeあ〜ちゃんの妹)。
・西脇家の娘2人はどんなしつけ、教育方針だったのかがすごく気になる。
■SUPER☆GiRLS(エイベックス・マネジメント/avex trax)
・観る前からデビュー以降の深夜バラエティやCM等、垂直に近い立ち上げ方から「合理性」を感じていた。
・ステージも、いかにかわいい曲をかわいく歌ってかわいく見せるかに恐ろしく特化されている印象。
・この子たちはアイドルである以前にビジネスの「パーツ」であるというイメージが浮かぶ。
・もちろんアイドルなんて全てビジネスなんだけど、彼女達には「遊び」の部分があまり見えない。
・売れるために無駄なことは一切しないという割り切りすら感じさせる。
・推しメンがいて応援したいというところ以外、グループとして乗っかれる部分はないんじゃないだろうか。
・いや、それがもちろんアイドルの本分だとは思うのだけど。
■真野恵里菜(アップフロント/hachama)
・ソロとしては致命的なほど「オーラ」が感じられない。
・かわいい子がかわいい曲をかわいく歌い踊る。それで十分だとは思うけど、一般への訴求力は弱すぎる。
・それでも後半になると何となく彼女の作る世界に気持よく乗っかれるようになってくる。
・そこらへんさすが数をこなしているだけある。技できちんと持っていけるのはすごい。
■KNU(メンバーごとに異なる事務所)
・例の巨乳限定ユニット。まさか生で見る日が来るとは思わなかった。
・意外に普通にちゃんとしたオリジナル曲が3曲もあって驚いた。
・こんなでかいステージでやるなんてこと滅多に無いはずなのに、7人も欠席って何なんだ。
・アレな筋の事務所が混じっていて時節柄自粛した説を勝手に提唱。
・爆乳三国志とかならネタというポーズも付けられますが、このユニットのファンというのは言い訳効かないね。
■私立恵比寿中学(スターダスト/Stardust Digital)
・キョンシー的白塗り目の周り黒メイクで出てきて、マジでそのまま45分のステージをやり切る。頭おかしい。
・「キョンシーシスターズです」と自己紹介してその後も正しく自己紹介する気配なし。頭おかしい。
・別のステージでは「スターダストのエビ中です♪」と歌う。何でそこで事務所アピールするねん。
・ももクロからアイドルとしての基本性能の高さを取っ払って飛び道具的な部分だけ取り出したような感じ。
・パスもドリブルもまだまだこれからなのにスカイラブハリケーンだけは完璧、みたいないびつさ。
・それでもステージングは派手かつ「全力」なので、方向性次第ではどうにかなるかも。
■Tokyo Cheer2 Party(オフィスジュニア?/クライム)
・4トップの可愛さ、愛想の良さがすごい。きちんとメディア露出できればかなりファン付くんじゃないか。
・17人いるのに何故かハンドマイクは6本くらいしかなく、パートごとに手渡ししながら歌っている。
・そんな中、後ろの方で一人だけずっとマイク持ち続けている子が。彼女が歌の部分を支えてるんだなあ。
■AeLL(シャイニングウィル/Shiningwill)
・篠崎愛パイオツカイデー。
■ぱすぽ☆(プラチナム/Universal J)
・やっぱりステージの華やかさ、パフォーマンスの完成度は群を抜いている。圧倒的。
・前に観た時より勢いも加速している感じで、すごくいいライブだった。
・あとは各々のキャラが新参者には見えにくいところだけ、何とかすれば。
で、ステージとしてはアイドリング!!!とぱすぽ☆が頭ひとつ以上抜けていた感。
やっぱ売れているというのはそういうことなんだなあ。
一度こうやって並べて比較しながら観てみたかったので、非常に楽しかったのですが、さすがに2日目の夕方あたりにはアイドルばかり見すぎて食傷気味に。
高校の時、野郎8人くらいで高校の近所にできたケーキバイキングに押しかけたものの、腹一杯になる前に、もう甘いものは食いたくない気持ちで一杯になったことを思い出した。
やっぱいろんなタイプのが出てくる普通のフェスはよくできているんだなと心底思った。
ちなみに、爆乳三国志とかのセクシー・オールスターズも土曜の夜の部に出てたんだけど、相当夜遅くになりそうでそろそろ腰が限界に近づいていたのと、それを無理しておっぱいおっぱい言うのを観ている自分を想像したら悲しくなってきたので帰りました。