SONICMANIAに行ってきました。

Primal Screamは大変に優れたライブ。
"Don't Fight, Feel It"を生でやられるとあんな強烈なことになるとは。
ただ、UK版ではあったInner FlightとShine Like Starsは今回やらず、結果として完全版ではなくなってしまい、かつ最後にCome Togetherを持ってきた後に、間を開けずにCountry GirlとかRocksとかをやって、なんか拍子抜け。
しかも若い子が多かったためかむしろそっちの方が盛り上がったりして、何か複雑な気持ちになった。

UnderworldRez/Cowgirl始まりのPearls Girlと続く最強のスタート。
その後もほぼ代表曲網羅の鉄板ライブ。アホみたいにかっこいい。例の影絵パフォーマンスやその映像をリアルタイムで加工していく彼らならではの演出もあり、ステージとしての完成度は異常。

Peter HookはだいたいNew OrderJoy Divisionばっかり。
ただ、別のビートを被せてミックスかましていたので、音像としてはかなり強烈に踊れる仕様に。

autoKratzは生ドラム導入で結構かっこよかったんだけど、Underworldを先に見ちゃうとどうしても「ああ、頑張ってんなあ」くらいの印象に。ヴォーカルのハゲくんの所作が何かゲイっぽかった。

まあ、そんな感じだったんですが、今回事件が起こりました。
勝手に名付けて「アルコール難民事件」。
以下、ざっと一部始終。

海浜幕張駅からメッセに向かう段階で「これ無闇に人多くね?」状態。
・ライブハウスでもないのに今回ドリンクチケットの購入必須。
・その時点で入口付近がかなりの混乱状態。
OFFICIAL BARなるものが設置され、基本ドリンクチケットはそこでの交換。
・それがあるためか、一般出店でアルコール提供していたのは3店舗のみ。
・ただでさえ人が多いので当然のようにOFFICIAL BARが未曾有の大混雑。
・一部商品は早々に品切れ、回転が早すぎて全く冷えていない状態での提供も。
・しかもステージからフードエリアへの通路沿いにあるため、行列が往来を完全に遮断。
・飲食用テーブル間の隙間まで人の通行でいっぱいになり、収拾がつかなくなる。
OFFICIAL BARがとても並べるような状況でないと判断し、一般出店3店舗に流れる人多数。
・当然その3店舗も長蛇の列。状況によっては並び始めてから購入完了まで30分以上。
・予定になかった場所にドリンクコーナーを臨時設置するも、完全に焼け石に水状態。
・特にUnderworld後は目当てのない客が多かったためか滞留者多く、継続的に酷かった様子。

結局自分もUnderworld直後にまだ辛うじて空いていた一般店舗で一杯、その後20分以上並んでもう一杯。
それ以上は頑張る気もなくした。

まずどう見ても明らかに人が多いんすよ。
トイレ等の基本インフラはサマソニと同等なので問題の起きようがなかったものの、チケットが完売するという想定では飲食店やスタッフ周りの準備をしていなくて、そこに理論値のMAXに近い人数が流れ込んだ結果、運用が面白いくらい破綻した、ということではないかと想像します。

夜中まで働かせるとお金もかかりますし、スタッフも最低限に抑えていたっぽく、OFFICIAL BARの行列を捌くスタッフもままならず、阿鼻叫喚が続く結果に。

というか今回、SONICMANIAからSUMMERSONICへの出演入れ替えがあったり、開演時間が直前で30分繰り上げになるという異常事態も発生していて、運営の根本が何かしらおかしかったような。
こういうオールナイトでの形での開催は10年ぶりということもあり、属人的なノウハウがほとんど散逸していたのだろうとも考えますが、それでもちょっとばかり酷かった。

夜中開催だからの制限もあっての事態なので、ノウハウも貯まりまくっているであろうサマソニは大丈夫と思います。明日、多分同じ場所をうろうろすることになるので、また見てきます。

そんな糞のような事態の中、販売スタッフさんもフル回転で大変だったのに、実に爽やかな笑顔とトークで迎えてくれた焼津丼ブースのお姉さんには心から感謝したいと思います。
結婚してください。