WAVEの件続けます。
WAVE盛岡南店の正確な閉店日がどう探ってもわからなかったので、イオン盛岡南SCに電話で聞いてしまいました。お姉さんに丁寧に応対していただき、7/10に営業終了で間違いなしということで確認できました。
これで7末の大宮店閉店までの日取りコンプリート。
しかし、Twitterとかブログ、まちBBSとかも含めて誰もネット上で閉店について言及していないっていうのは、地元の人にとってもその程度の存在感しかなかったということで、それが大変に侘しい。
渋谷・横浜のHMVはもとより、盛岡の佐々木電気、厚木のTAHARA本店、松江のスイングとかは閉店の際に地元新聞の記事にもなったのですが、それは閉店の直前とかはともかく、少なくとも過去には街にとって販売店以上の存在だったことがあり、閉店するにあたってそれを懐かしんでくれる人がいる、そんな存在であったということで。
厚木のTAHARAについては、いきものがかりの人が「単にCDを買う場所というだけの存在ではなく、地元の楽器屋やライブハウスともつながり、厚木の音楽コミュニティの核のような場所だった」というような要旨のことを言っていたりとか。
SC内でひっそり営業していたWAVEとかはもう、SC内の小さな服屋と同じレベルの単なる販売店に過ぎず、コミュニティとしての機能や「発信」する機能を完全に欠いていたということなんでしょうかね。実際営業中の光が丘店や大泉店は、場としては本当に何の魅力も感じられない場所だったので。
90年代の都内のWAVEがその機能の塊のような場所だっただけに、何ともやりきれない。
と、まとめようとしたところ、浜松・長野・熊本のタワレコが8/21に一気に閉店するという情報が。
移転後の浜松は行ったことないですが、長野や熊本は間違いなくその街で情報発信の機能まできちんと果たしていた店のはず。
地方都市ではいくら発信しても、それを受信する人の絶対数が店を支えるには足りないところまで減少しているということか。
となると、もう店の工夫でどうこうというレベルじゃないよ。以前言ったように、各レコード会社がここ何年も「消費者」を増やす努力ばかりで「ファン」を作ってこなかったツケが小売に回ってきている状態。
地方都市は今後更に本格的にヤバいんじゃないかと、危機感。