そう言えば見てなかったと思って、GIRL NEXT DOORのアルバムの売上見てみた。
Twitterでアレなシングルは結局2度の延期の末に4月にリリースされたものの、初登場15位で累計7000枚強という、手間の割には随分な感じだったのですが、その2週間後にリリースされたアルバムは初登場5位で累計25,000枚弱。この数字、過去のアルバムの売上と比較すると悲しみが増します。

1st(2008.12):213,000
2nd(2010.01):91,000
3rd(2011.04):25,000

2年ちょっとでどれだけしょぼくれてるねんという、この弱体化っぷり。
というか、過去のday after tomorrowとかと同様で、常に露出を行い、タイアップを続けていないと死んでしまう、まるで生まれた時から生命維持装置に繋がれているようなユニットでした、ということで。
やっぱもうこのご時世、垂直立ち上げ型のデビューは無理なんすよ。AKBだってブレイクするまで5年間の辛苦に耐えたわけですから。

というか、まさに辛苦に耐えた末にここに来て日が当たり始めたAAAというグループがそのエイベックスにもいる。彼らのアルバムの売上も、見てみると非常にわかりやすい。

1st(2006.01):57,000
2nd(2007.01):33,000
3rd(2007.09):28,000
4th(2009.02):25,000
5th(2010.02):51,000
6th(2011.02):71,000

デビュー5年目6枚目にしてデビュー以来の最高値を叩き出しました。もちろん、小室哲哉がコンポーザーに着いたことが大きいのですが、それでも表向き体調不良ということになってるものの、正味のところ素行不良が週刊誌ネタになった挙句にメンバー1名が脱退したり、いろいろ大変な状況を乗り越えてのこれ。

つうかそもそもが、それぞれオーディションに合格はしたはいいものの、その後あまり使われることなくブラブラしていたメンバーを寄せ集めて結成され、エイベックスの新入社員選考に際して「こいつらどう売る?」というお題のネタにされた挙句にユーロビートで『頭文字D』の主題歌という、実に普通にこれまで通りのエイベックス的にデビューした、よくわからない出自だったグループが。
まあ、宇野ちゃん可愛いけどな。
あと、Wikipedia見たら「メンバーカラー」が設定されてる。
知らなかった。お前らももいろクローバーか。

結局day after tomorrowはアルバム2枚でとっとと撤収したわけですが、今はAAAみたいな我慢した挙句に軌道に乗ったグループがいる手前、GIRL NEXT DOORを今後どう転がすべきか、エイベックスはこれ、判断難しいだろうな。