日曜は日比谷の後飲んで帰って寝たので、今日週一分はカバーだけ更新。

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神田沙也加、6年ぶり歌手復帰

とりあえず適当に絡めて「日本を元気付けたい」と言っておけば何でもOKっぽくなる最近の風潮はそろそろ法で規制すべき。

しかし、改めて現在の双方の人智を超えた佇まいを思えば、郷ひろみ松田聖子が結婚なんかできるはずがないと思う。むしろ混ぜるな危険的な。

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日曜はザンジバルナイト、日比谷野音に行ってきました。

とりあえず、床がリノリウムか何かでやたら滑るということで、ももクロはブーツを脱いで裸足。そして恒例の自己紹介を省き最小のMCにし、あとは突貫系の曲を並べてすごい勢いで踊り倒す。5人体制になって初めての本格的ステージということもあってか、みんないつも以上に気合い入っていたようだったんだけど、特に杏果(緑)の張り切りっぷりがハンパなく、暴走してフォーメーションのミスも何度か。それでも、ミスよりも勢いの方が遥かに勝ってるのがすげえ。

Quick Japanの大特集に続き、CDジャーナルでも特集を組まれるなど、発信する側の人間が次々と彼女たちに転んでいる状況、Perfumeブレイク前夜にも似た様相を呈してきましたが、現状足りないのはカエラ役。こういう異業種交流の中で名スポークスマン的役割を果たす名の知れた人がもう少し出てきてくれないかと心の底から思う次第。

あと、れにちゃん(紫)が「かまってちゃんではみさこさん推し」と言ってブログに2ショット載せてますが、他の3人は安易に推すと危険だからなあ。

他は、滑る床でいつも通りに暴れた結果、の子が面白いくらいきれいに転倒したり、清水みっちゃんが一発目に「日本人なら誰でも知っている名曲を」という前振りと共に「ぽぽぽぽーん」の歌を歌い出して観衆のハートをキャッチしまくったり、楽器がワイヤードだったせいか、9mmの滝くんの面方向の自由度があまり高くなかったり、俊美は息子引っ張り出してきてSoul Setのド名曲『イノセント・ラヴ』をかました後に猪苗代湖ズの曲を演奏したり、いろいろ素敵だったわけですが、問題は斉藤和義

「あの曲」を期待している場の空気を察してか「今日はやらないから」と最初に釘を刺したものの、アグレッシブな曲を中心に並べてきて明らかに通常と異なるモード。ところどころ「東京電力」とかのフレーズも聞こえる。
そして本編ラスト、スチャダラのBOSEをゲストに呼び込んで『いたいけな秋』を
始めるんだけど、この歌詞がまるで元曲と違う。巨匠の死亡年齢を並べるくだりは、放射性物質の名前とその半減期の値に変えられている。
そこに明確な形で何かを否定したり行動を促すようなメッセージは何も無いのだけど、苛立ちだけは、BOSEのフロウという歌以上に直接的な形ですごい勢いで伝わってくる。
結果として「あの曲」よりも格段にヤバいことになったところで本編終了。

で、アンコールですいっと出てくると、「さっきのはもうなしね」と言わんばかりに実にあっけらかんと『歩いて帰ろう』を演奏して終了。多分「あの曲」をアップした時点で、ここまでの流れを全部イメージしてたんだろうな。
100%肯定するものではないけれど、でも表現者としての凄みは痛いほど感じた。

つうかネット上の、彼の行動を100%受け入れて賛同するか全く評価せず全否定するのみか、という議論は、本当に見ていて不毛に感じられる。あれも彼自身もそんなに単純なものじゃないと思うんだけどな。

まあとにかく、時期が時期だけになかなか見られないものを見られました。
だからこういう単発のイベントライブは面白いんだよ。