つうことで、レコード店は今年に入っても閉店止まらず。
一時は東京多摩地区と神奈川県にけっこうな店舗を誇っていたTAHARAは、通販も含めて1/30に完全撤収決定し、基本ブックファーストに併設していた阪急系のサウンドファーストも東京地区からは既に完全撤収完了し、関西でも去年あたりからすごい勢いで縮小傾向。徐々に中堅のチェーンですら消えてなくなろうとしています。何か今年は去年以上に恐ろしいことになりそうな気がする。

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2010年、曲単位で考えたら以下の3曲推し。


あかり from HERE / クラムボン feat. THA BLUE HERB


限定シングルは2009年だけど、一瞬で完売。アルバムは2010年。
素手の殴り合いのような緊張感に満ちた異色コラボレーション。とかくいいメロディかいい歌詞かで引っ張る人の多い日本で、こういうアプローチをしてくること自体が素晴らしいし、きちんとこういう曲をこしらえてくるこの2組も本当に素晴らしい。


Tomato 'n Pine / POP SONG 2 U

ナチュラル・ボーン・ティーンアイドル顔の小池唯と他2名。
そして数少ない楽曲は圧倒的にポップ&キャッチー&高品質。今年夏過ぎになってようやく活動に本腰入れたと思ったら、テレビ&ラジオ&CMタイアップ、3月にはメジャーデビュー。
順調には見えるのですが、その順調っぷりが相変わらず大変に小粒なので、非常に心配ではあるのですが。夏の3曲入りシングルで一番聴いたのがこの曲。泣けるくらいポップ。


SKE48 / 1!2!3!4! ヨロシク!

70年代ディスコ+女声ユニゾンという組み合わせがいかにアガるか、それを発見したのは1999年のダンス☆マンによる"LOVEマシーン"。そこから10年余。ここまでこの「ジャンル」はこなれた。
ぶっちゃけ70年代ディスコサウンドはダサいわけで、それを下敷きにする場合も「敢えてそのダサさを前面に出す」形がこれまでの普通だったところを、実にスマートに仕上げてる。いや、それでも適度にダサいんだけど。
そのアゲに加え、クドいほどアイドル的なセリフの入りと、いい具合の「合いの手」満載の鉄壁のアイドルソング。サビ前の「Tell me!」と、後半「1!2!3!4!」の後に入る「いーあるさんすー」がめちゃくちゃ気持ちいい。