この記事を見て何か呼ばれてるような気がしたので、一昨年アルバムを激押しした立場でもあり、チケットを取ってみたら、200くらいのキャパの箱で整理番号15番だった。お前らもっと頑張れ。
ローソンチケットで発売中。

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で、紅白の出場歌手が発表になったわけですが。
とりあえず最大のトピッックは美川憲一の落選ということになりますか。
もうガッカリですよ。ここ数年は新曲を歌うのを完全に諦めた代わりに『蠍座の女』をゴシック調、トランス、インド風と様々なアレンジで聴かせるという方針にシフト。それが大変に面白かったのに。

結局のところ演歌・歌謡勢は北山たけしも陥落。
これつまり、長いこと定数2だった北島事務所が遂に削除対象になったということで、裏側では相当な大鉈が振るわれたものと思われます。
ただ紅組は昨年と一切入れ替わりなし。中村美律子は何か恐ろしい秘策か、有無を言わさぬとてつもないコネクションを持っているとしか思えない。残留の小林幸子、今年はメガ幸子Ver.2.0としてガウォーク形態に変形を希望。

今年の追悼系は星野哲郎くらいですが、亡くなられたのが11月中旬で、そのタイミングで仕込みは不可能、水前寺清子を出せるはずもなく。今年の出場歌手では北島三郎が「函館の女」、小林幸子が「雪椿」と、彼の作詞曲に代表曲のひとつと言える楽曲がありますから、ここらで収めて終了という感じになるのではないでしょうか。


初登場組、AAAはGirl Next Doorの代わりのエイベックス枠なのは非常によくわかります。西野カナはもう今の状況であれば、有無を言わさず出場決定。HYは微妙ですが、とりあえず『366日』歌わせておけば形にはなる。「若者の間でカラオケ中心にロングヒットを続けている」的に。
問題は植村花菜とクミコということで。

植村花菜は、この曲自体ハナから紅白を目指したプロモーションでしたし、収録アルバムも10万枚近く売れていますから、まあ形の上でもセーフ。かつ今程度の知名度であればこの後売れればNHKも「紅白発のヒット」と言えて、紅白の番組としての存在意義をアピールできます。これは双方のメリットを取ったと判断すればOK。

最大の難関はクミコ。
夏頃、「有線でヒット中」みたいなニュースがちょろっと流れましたが、いかにも「そこからヒットにつながるといいな」的なPR的要素を多分に含んだ感じがする「ニュース」でして。
そしてそれでも現状CD累積売上は7000枚足らずという状態でございまして、広島の原爆絡みのエピソードがあるという、NHKの大好きそうな設定だとしてもちょっと苦しい。
何でこんなにゴリ押ししてんだろうなあと思ったら、レーベルがエイベックスだということがわかり、何となく腑に落ちたような気がしました。