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さくら学院CDデビュー決定。
アミューズが昨今のティーンアイドルグループ流行りの尻馬に乗っかろうと結成させたグループですが、あっさりと12月にCDデビュー決定しました。そしてレーベルは何とトイズファクトリー。これはびっくりだ。

トイズのティーン女子といえばSPEEDなわけですが、SPEEDの場合カテゴリとしては一切「アイドル」という方針での売り方ではなかったわけで、これがレーベル初のコテコテのアイドルということになります。VAPの子会社だった成り立ち上、演歌的な歌手も在籍してないレーベルですから、立ち上げ期のドブ板キャンペーン的なノウハウとかコネクションは皆無のはず。

アミューズはアミューズでこの10年、デビューさせた正統派アイドルグループはほぼ壊滅、他と比べるとアウトサイダー的な位置付けで、ほぼ逆張り気味にメジャーデビューさせたPerfumeだけが売れてしまったという状況、その売れ方もアイドル的なそれとはまったく異なっているため、内部にどこまで系統だったノウハウが蓄積されているかもわかりません。このさくら学院のメンバーにも入ってる「可憐ガールズ」のみ、期間限定ユニットながらある程度の結果を出していますが、あれは完全にアニメタイアップ頼みの運営だったので、これをそのまま流用することも難しい。

ということで、どこぞのレーベルか事務所からそこらの経験値高い人を引っ張ってきてるか、秋元みたいなのを外部から招聘していない限り、極めてギャンブル色の強いデビューということになるわけですが、実際のところはどうなんでしょうか。

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10/15付の着うたフルチャート。

順位	1w前	2w前	3w前	曲名	歌手	CD
1	-	-	-	I Wish For You	EXILE	2(2)
2	1	1	2	もっと強く	EXILE	5(1)
3	-	-	-	アキラブ	Juliet	-
4	2	3	-	君に届け	flumpool	7(2)
5	3	2	1	好きで、好きで、好きで。	倖田來未	16(2)
6	9	-	-	LOL!	黒木メイサ	12(12)
7	5	9	6	if	西野カナ	42(5)
8	7	10	11	ヘビーローテーション	AKB48	8(1)
9	-	-	-	BOND〜キズナ〜	JAMOSA feat. 若旦那	90(90)
10	-	-	-	ベイビー・アイラブユー	TEE	-
11	6	-	-	Virgin Road	浜崎あゆみ	6(1)
12	4	-	-	366日	HY	-
13	11	17	15	Hello, Again 〜昔からある場所〜	JUJU	-(15)
14	8	7	22	ありがとう	いきものがかり	28(2)
15	-	-	-	宇宙飛行士への手紙	BUMP OF CHICKEN	-
16	-	-	-	秋桜に書いた恋文	NO DOUBT FLASH	-
17	10	-	-	ありったけのLove Song	ナオト・インティライミ	73(23)
18	14	12	7	一番綺麗な私を	中島美嘉	62(10)
19	-	-	-	Hymne a l'amour 〜愛のアンセム〜	宇多田ヒカル	-
20	12	5	-	あなただけが	倖田來未	16(2)

徐々に「着うた無双」的な売れ方をするアーティストも減ってきておりまして、というか、１年くらい前まではそんな感じだったのに今ではさしてロングヒットには至らなくなってきたというパターンが多い昨今、数少ない生き残りが西野カナなわけですが、じゃあそういう人たち以外で着うたでロングヒットを飛ばすのは誰かというと、現状強いのはAKBといきものがかりとFUNKY MONKEY BABYS。
共通項はCDでも売れているという点ですが、過去チャート見てもらってたらわかるとおり、CDで売れる人たちっていうのは概ね着うたでは2週くらいできれいにチャートからいなくなることが常。
でも挙げた三者は概ねチャートインしてからが他より長く。

要するに、コアなファン層を固めつつも、着うた需要層である若い子達にとって、ジャストな楽曲を提供し続けている人たち、ということになるわけです。
結局これから名を成していくのはそういう位置付けの人たちということになりそうですが、逆に言えば既にファン層をある程度固めている人たちも今後、若い子たちにも伝わるような身も蓋もなく言えば「簡単な」曲を求められる可能性もあるということでもあり。浜崎あゆみなんか、昔と比べると随分と歌詞が簡単になってますし。
穿った見方をすると、宇多田ヒカルなんかはそういう方向性をレーベルから求められた結果、もしくはそういう流れを察して「じゃあやめるわ」的に活動休止を決めたんじゃないか、と思ったりもするわけです。