エレファントカシマシ、宮本浩次難聴でライブ活動休止

先日友達と飲んでる時に得た結論。「エレファントカシマシは新しいレーベルに所属した一発目が名曲」。エピックからのデビュー曲「デーデ」、ポニーキャニオン移籍時の「悲しみの果て」、EMI移籍時の「ガストロンジャー」。だから休んで「切れ目」ができればまた名曲が上がってくるはずなので、待つよ。
ユニバーサル移籍時は、うん、まあ悪くはないよね。うん。

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ワンダーコーポレーション/新星堂と資本・業務提携

これ「提携」って言ってるけど事業基盤的には新星堂のWonderGoo側へのグループイン的な感じに見える。ともあれこれで新星堂は一息でも付けるのだろうか。

でも、1990年前半のCDバブル期あたりと比較しても今のCD販売店の数って実はそんなに減ってない。「販売店の総床面積」ならむしろ増えているんじゃないでしょうか。
現段階で新譜販売を行なっているCD販売店の店舗数は大手チェーンや書店複合型含めて2000程度。それにTSUTAYA・GEO・WonderGoo等々のレンタル兼業は合計で2000以上あります。
日本レコード商業組合加盟店舗数のピークは1992年の約3200店ということですので、その頃は各大手チェーンが今ほどの店舗数を持っていなかったことを考えると、組合非加盟店を考慮しても決してべらぼうに減ってはいないだろうという判断。

確かに全盛期から随分CDの総売上枚数は減っていて、それに耐え切れない個人経営店舗はバスバス潰れているわけですが、駅前商店街からCDショップが消えた分、バイパス沿いにはCD販売機能を持つTSUTAYAやGEOができ、かつて地域に複数あった小規模店舗の床面積を合計して余りある広さのCDショップが郊外の大規模ショッピングセンターに入店したり。
個人経営の小規模店舗が潰れるのは、もちろんCD売上数の減少が最たる要因ですが、それ以外にも多様化するニーズに応えきれず、大規模店や大手チェーンの情報網に負けたという、商店街の個人経営食料品店・雑貨店が潰れる代わりに大手スーパーやコンビニが増えているのと同じような要因もあったりするわけで。

ただ、これからヤバイのは、そのように大手チェーンとして集約された店舗網が経営上耐え切れずに一気に死亡する、または撤収する場合。
WAVEが死んだ時には数ヶ月で全国20店舗以上が消えました。今後たとえば新星堂が会社として「もうダメっす」となった際には今の店舗数でカウントすれば全国で約140店舗が一気に消えることになるわけで。また、会社としては死ななくても、CD販売店舗を徐々にシュリンクさせているTSUTAYAが会社方針として「CD販売は儲からんしもう全部やめた!」という判断をした場合、全国からCD買える店が900店舗以上も一気に消えるという事態に。

正味のところ、まだCDが売れると言われている日本でもそういう大規模チェーンが消えた時点で大きく「完全死亡」に近づくことは間違いありません。
というわけで、新星堂頑張れ。内部でゴタゴタやってる場合じゃないわよ。