2025年のTSUTAYAの閉店は約70店舗だったこと

毎年恒例のTSUTAYAの閉店店舗数のカウント。
自分はCD販売/レンタルを主に観察しているので、以下にはCD/DVDの販売・レンタルをやめてただの書店になりました、というパターンも含めています。

ということで、2025年は約70店舗減、ということになりました。
2022年は約130店舗、2023年も約130店、2024年は約110店の減でしたので、随分と落ち着いたように見えますが、実際のところ正味DVDレンタルを行っているTSUTAYA店舗は現状で400切っています。
単に「母数がもうたいがい少ないので減少数もその分減っている」だけのことだと思います。

01/05:TSUTAYA 三木店(兵庫県三木市)
01/12:TSUTAYA 龍ヶ崎店(茨城県龍ケ崎市)
01/13:TSUTAYA 由利本荘店(秋田県由利本荘市)
01/13:蔦屋書店 佐久野沢店(長野県佐久市)
01/13:TSUTAYA AZ平井店(岡山県岡山市中区)
01/15:TSUTAYA 高屋店(岡山県岡山市中区)
01/26:蔦屋書店 伊勢崎平和町店(群馬県伊勢崎市)
01/26:HIRASEI遊 TSUTAYA 三条四日町店(新潟県三条市)
01/27:TSUTAYA 大森町駅前店(東京都大田区)

02/02:精文館書店 TSUTAYA 北本店(埼玉県北本市)
02/09:旭屋書店 志木店(CD取扱終了)(埼玉県志木市)
02/09:TSUTAYA 富谷大清水店(宮城県富谷市)
02/09:TSUTAYA 岡崎大樹寺店(愛知県岡崎市)
02/09:TSUTAYA 岡崎牧御堂店(愛知県岡崎市)
02/09:TSUTAYA 藤原店(愛媛県松山市)
02/11:蔦屋書店 伊勢崎宮子店(群馬県伊勢崎市)
02/11:TSUTAYA 古新田店(岡山県岡山市南区)
02/24:蔦屋書店 南大沢店(東京都八王子市)
02/24:冨貴堂 豊岡店(北海道旭川市)
02/28:TSUTAYA 南郷13丁目店(北海道札幌市白石区)

03/09:TSUTAYA 江平店(宮崎県宮崎市)
03/16:TSUTAYA ジェームス山店(兵庫県神戸市垂水区)
03/16:TSUTAYA 西脇店(兵庫県西脇市)
03/20:平和書店 TSUTAYA 小倉店(京都府宇治市)
03/30:蔦屋書店 熊谷店(埼玉県熊谷市)
03/30:TSUTAYA 津田沼店(千葉県習志野市)
03/31:TSUTAYA 皆実町店(広島県広島市南区)

04/06:蔦屋書店 横越バイパス店 メディア館(新潟県新潟市江南区)
04/15:TSUTAYA 宇都宮インターパーク店(CD取扱終了)(栃木県宇都宮市)

05/06:TSUTAYA 木野店(北海道河東郡音更町)
05/07:TSUTAYA 倉吉店(鳥取県倉吉市)
05/11:TSUTAYA 高階店(埼玉県川越市)
05/11:WonderGOO TSUTAYA 富里店(TSUTAYAのみ終了)(千葉県富里市)

06/08:TSUTAYA 大崎古川店(宮城県大崎市)
06/15:HIRASEI遊 TSUTAYA 白根店(新潟県新潟市南区)
06/15:TSUTAYA 菊池店(熊本県菊池市)
06/18:TSUTAYA イオンタウン弥富店(愛知県弥富市)
06/22:TSUTAYA WAY 福崎店(兵庫県神崎郡福崎町)
06/29:TSUTAYA 松戸駅前店(千葉県松戸市)
06/29:TSUTAYA AVクラブ 近見店(熊本県熊本市南区)
06/30:TSUTAYA JR中野駅前店(東京都中野区)

07/06:TSUTAYA 浦安さくら通り店(千葉県浦安市)
07/06:蔦屋書店 青葉奈良店(神奈川県横浜市青葉区)
07/13:TSUTAYA ブックセンター名豊緑店(愛知県名古屋市緑区)
07/21:TSUTAYA 苫小牧店(北海道苫小牧市)

08/11:TSUTAYA 行徳店(千葉県市川市)
08/11:TSUTAYA 東広島店(広島県東広島市)
08/17:TSUTAYA 深江店(大阪府大阪市東成区)
08/17:TSUTAYA 高岡店(高知県土佐市)
08/20:TSUTAYA 総社東店(岡山県総社市)
08/31:TSUTAYA 八潮店(埼玉県八潮市)
08/31:TSUTAYA 昭島店(東京都昭島市)
08/31:TSUTAYA 篠山店(兵庫県丹波篠山市)
08/31:TSUTAYA 野市店(高知県香南市)

09/07:TSUTAYA 中野店(秋田県秋田市)
09/21:うさぎやTSUTAYA 矢板店(レンタル終了)
09/21:TSUTAYA 堺南店(大阪府堺市堺区)

10/11:TSUTAYA AVクラブ 神松寺店(福岡県福岡市城南区)
10/13:TSUTAYA 江木店(群馬県高崎市)
10/13:TSUTAYA 春日部店(埼玉県春日部市)
10/13:TSUTAYA 甲府荒川店(山梨県甲府市)
10/13:TSUTAYA 琴平店(熊本県熊本市中央区)
10/31:TSUTAYA 伊万里店(佐賀県伊万里市)

11/03:TSUTAYA 青森中央店(青森県青森市)
11/09:TSUTAYA 上越インター店(新潟県上越市)
11/30:TSUTAYA 村岡店(神奈川県藤沢市)

12/28:TSUTAYA 静岡西脇店(静岡県静岡市駿河区)
12/28:TSUTAYA 天美店(大阪府松原市)
12/31:TSUTAYA 浜松中央店(静岡県浜松市中央区)

(TSUTAYA 青森中央店)

2025年もバリバリ店を畳んでいたのですが、9月以降多少落ち着いた感。
正味、「畳むべき店を相当畳み終わった」感じもします。

ここまで減ってくると、完全な空白地域も生じてきます。
3月16日のジェームス山店の閉店によって、神戸市からTSUTAYA消滅。
政令指定都市からレンタルできるTSUTAYAが消滅したのは京都市に続いて2市め。

10月13日の甲府荒川店の閉店で、甲府市からTSUTAYAが消滅しました。というか山梨県に残るTSUTAYAは南アルプス市の店舗1軒のみになりました。

11月3日の青森中央店の閉店で、青森市からもTSUTAYAが消滅しましたが、青森県の場合は
下手したら日本一巨大なTSUTAYAではないかと思われる弘前店や、その他主要都市の5店舗にまだレンタル・販売のいずれかもしくは両方が残っています。
そこらのあたりを全体的に見てみます。

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<県庁所在地で「DVDレンタルできるTSUTAYAが消滅した」都市>
・青森市
・甲府市
・岐阜市(BOOKSTOREはあり)
・津市
・京都市(蔦屋書店等はあり)
・神戸市(BOOKSTOREはあり)
・奈良市(蔦屋書店はあり)
・鳥取市
・松江市

<「DVDレンタルできるTSUTAYAが消滅した」都道府県>
・京都府(蔦屋書店等はあり)

<「DVDレンタルできるTSUTAYAが1店舗しかない」都道府県>
・山形県(TSUTAYA 久保田店)
・山梨県(TSUTAYA 南アルプスガーデン店)
・岐阜県(草叢BOOKS 各務原店)1/4終了
・島根県(出雲店)
・山口県(山口葵店)

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<県庁所在地で「CDレンタルできるTSUTAYAが消滅した」都市>
・青森市
・甲府市
・岐阜市(BOOKSTOREはあり)
・津市
・京都市(蔦屋書店等はあり)
・神戸市(BOOKSTOREはあり)
・奈良市(蔦屋書店はあり)
・鳥取市
・松江市
・山口市(DVDレンタルはあり)
・長崎市(DVDレンタルはあり)

<「CDレンタルできるTSUTAYAが消滅した」都道府県>
・京都府(蔦屋書店等あり)
・山口県(DVDレンタルはあり)

<「CDレンタルできるTSUTAYAが1店舗しかない」都道府県>
・山形県(TSUTAYA 久保田店)
・山梨県(TSUTAYA 南アルプスガーデン店)
・岐阜県(草叢BOOKS 各務原店)
・島根県(出雲店)
・徳島県(田宮店)
・高知県(御座店)
・沖縄県(小禄店)

TSUTAYAのレンタルがない各府県も、まだゲオ他はあるのでレンタルそのものがなくなったわけではないのですが、全国の店舗数をカウントすると、DVDレンタルはTSUTAYAが371店、ゲオは878店。CDレンタルはTSUTAYAが264店、ゲオ382店。

今年の初めにCDレンタル取扱い店の数が全国合計で1000を切ったことを確認したのですが、この1年でもう650を切っています。

とはいえ、ここらへんの観察を始めたのが2010年頃からなのですが、その頃には「下手したら数年後には企業判断としてレンタルをばっさり切ることもあり得る」と考えていたので、正直すごく残っていると思います。

Beth Gibbons@すみだトリフォニーホールのライブのこと

12月2日は、Portisheadのシンガー、Beth Gibbonsのソロ来日公演。

Portishead全盛期は一度来日決定したものの中止。
昨年リリースされた初めての完全ソロ名義のアルバムがえらくよかったのですが、その年のフジロックに出演したもののそれだけのために苗場に行くという判断がお金のこともあってできず、今回の来日が発表された際もお金のことで一瞬迷いまして、でも会場がすみだトリフォニーホールと聞いて即決。

新日本フィルが拠点として使用するなど、主にクラシックの公演に使われるホールでやるとなれば、このアルバムのあの音をそういう音響で聴ける。あわよくばPortisheadの楽曲もそれで、と考えたら行かない判断などできません。

会場に入ってみるといかにもクラシックで使っている感じのホールで、実際音が出てみたら、下手したら普通のライブより全体の出音のボリュームは控え目なくらいのですが、分離と残響のキレが抜群にいい。そしてそういう音が彼女とバンドの出す声と音に抜群に合う。やったぞSMASH。

中央にBeth、後ろに上手からパーカション、キーボード、ドラマーが並び、Bethの横の上手側に主に弦と管をとっかえひっかえ演奏する2人、下手側にギターとベースを主に演奏する2人(ただし特に前の4人は曲毎にいろんな楽器を演奏)、という8人編成。

全体的なトーンとしてはアルバムの通り淡々と進むのですが、アルバムの中のそれなりだったはずの「静と動」が、もうとんでもないレベル。爆発的なダイナミズム。
まさかこのアルバムの音で「うおー!」という気持ちになるとは思わなかった。

音源からのダイナミズムの飛躍、という意味ではSigur Rosのライブを初めて観た時の感覚に近いかもしれない。つまり最高ですよ。

ということでセトリは以下の通り。

01.Tell Me Who You Are Today
02.Burden Of Life
03.Floating On A Moment
04.Rewind
05.For Sale
06.Mysterious(R)
07.Lost Changes
08.Oceans
09.Tom The Model(R)
10.Beyond The Sun
11.Whispering Love

EN1.Roads(P)
EN2.Glory Box(P)
EN3.Reaching Out

昨年の完全ソロ名義としては初のアルバム「Lives Outgrown」から全曲10曲、2001年のRustin Man(Paul Webb)との共同アルバムから2曲(R)、Portisheadからアンコールに2曲。
80分程度の短いライブでしたが、もうそれは濃密な時間でした。
というか、Portisheadを初めて聴いた時の「何だこれは!?」感を思えば、そこから約四半世紀を経て生で「Glory Box」聴けるとは思っていませんでした。つまり最高ですよ。

我々も含めて大変に盛り上がり、演奏はじっくり聴くものの各曲の終わりで盛んに拍手し声を上げる。日本ではそういうのを期待してなかったのか、前日がどんな感じだったかはわかりませんが、Bethは何か驚いたように笑いながら両手を広げ、ライブが終わった時にはもう満面の笑みで、普通にキュートなお姉さんだったところも大変によかったです。

終わった後の感覚は、もう少ししっとりした「幽玄」っぽい気持ちになるかと思っていたのですが、ライブ中は盛んに「うおー!」となっていたので、結局気持ち的には「すごくいいライブを観た」後のあのほくほくした感じでした。


で、今回のソロアルバムの音源を聴いて思っていたのは、トーンはあまり変わらなくとも「Portishead」的な音作りをできるだけ排しているな、ということでした。

打楽器は多彩に使用していてもPortishead的なあの特徴的なスネア音は一切聞こえてこなくて、だから今回のライブでもしPortishead楽曲をやる時にはどうするのだろう、というのは地味な興味のひとつでした。

そしてアンコール、ああ間違いなくあのスネア音が聞こえる。曲構成としては音源に近い。
で、ステージをよく見るとそのスネアを叩いているのはドラマーではなくパーカッションっぽい。

「Beth Gibbons」のライブなのだからドラムセットとしてはスネア置かんという意志の結果なのか、ダブ的なマナーとしてそういうこともあるのか、何となくそうなったのか。
よくわかりませんが、状況としてそういうのも何となく楽しい。いろいろ楽しい。

ということで、今年1-2を争うレベルの、「すげえものを観た」と心から思えたライブでした。


そしてすみだトリフォニーホール、一歩出たらアホみたいに飲み屋が並んでいる立地なの、大変にありがたい。
ホール出て数歩歩いて道渡った途端におでん屋に吸い込まれました。最高です。

The Pale Fountains「The Complete Virgin Years」のこと

The Pale Fountainsが大好きです。

初めて彼らに触れたのは、東海地区のテレビで時々流れていたバナナレコードのCM。
マーク・ボランのポートレイト(確かT.REX「The Slider」のジャケ写)が画面に映ってそのバックに何故か「Palm Of My Hand」のイントロが流れるという謎のCMで、その時は誰の曲か知らないまま聞いていました。

大学進学のために関西に引っ越すと、確か読売テレビに不定期に深夜の映画枠があり、それをしょっちゅう観ていたのですが、その枠のテーマ曲が「Bruised Arcade」で、特撮映画を特集した時にはゴジラとかが口から何がしか吐いている映像のバックに流れているのが随分と奇妙だったことを覚えています。

オリジナル・アルバムは2枚、CD化も割と早かったのでさくっと聴けたのですが、アルバム未収録のシングルも多く、そこらへんは中古屋でも割高で困っていたのですが、1999年の「Pacific Street」のリマスター再発の際に、アルバムのボーナストラックとして相当が収録されました。

収録されなかったのは、Virgin所属前のシングル1枚と、2ndアルバムからのシングル2枚分。
初期シングルは如何ともし難いとしても、2nd分はCD化してほしいなと当時少し思い、四半世紀経ってそう思ったこともとうに忘れた頃にいきなり「コンプリート音源集が出まっせ」の報。

とはいえCD4枚分も音源ないやろと思いながらトラックリストを見てみると、知らないタイトルがずらりと並んでいまして、そりゃ未発表音源とあらば買わんわけにはいかんと勇んで購入した次第です。

「The Complete Virgin Years」
CD1:アルバム「Pacific Street」と1stアルバムとそれ以前のシングル音源
CD2:「Pacific Street」制作時のラフ・ミックス
CD3:アルバム「…From Across The Kitchen Table」
CD4:「…From Across The Kitchen Table」からのシングル音源と、デモ音源

で、既初音源はきちんとコンプリートされているんか、という点。

Album
・Pacific Street (Disc1:1-11)
・…From Across The Kitchen Table (Disc3:1-12)

Single
・Thank You
 A:Thank You (Disc1:12)
 B:Meadow Of Love (Disc1:13)
 12INCH:(There's Always) Something On My Mind (Remix) (Disc1:14)

・Palm Of My Hand
 A:Palm Of My Hand (Disc1:15)
 B:Love's A Beautiful Place (Disc1:17)
 12INCH:Palm Of My Hand (Instrumental) (Disc1:16)

・Unless
 A:Unless (アルバム収録)
 B:Natural (アルバム収録)
12INCH:Unless (Extended Version) (Disc1:18)

・(Don't Let Your Love) Start A War
 A:(Don't Let Your Love) Start A War (アルバム収録)
 B:Love Situation (Disc1:20)
 12INCH:(Don't Let Your Love) Start a War (Extended Version)(Disc1:19)

・Jean's Not Happening
 A:Jean's Not Happening (アルバム収録)
 B:Bicycle Thieves (Disc4:2)

・…From Across The Kitchen Table
 A:…From Across The Kitchen Table (アルバム収録)
 B:Bicycle Thieves (Remix) (Disc4:2)
 12INCH:…From Across The Kitchen Table (Extended Version) (Disc4:1)
 12INCH:Thank You (Remix) (Disc4:4)
 LIMITED7:Just A Girl (Remix) (Disc4:3)

うん。全部入っている。
「Jean's Not Happening」のシングルの一部フォーマットにアルバムと少し異なるVer.があるという話は聞いたことがあるのですが、それはなかったです。

問題はCD2とCD4ですよ。
もうこれが楽しい。頭から終わりまで全く聴いたことがない曲もあれば、こっちの曲のイントロが、別の曲の間奏としてぶっこまれたりした結果、そのどっちでもないタイトルの「Reach」になったんだな、とか。

彼らは60年代のバンドLove及びArthur Lee の影響下にあるのですが、Loveの楽曲「7 And 7 Is」をもろにカバーしていて胸が熱くなったり。

ということで、1998年に出た未発表音源中心のコンピ盤「Longshot For Your Love」、2013年に出たVirgin所属前のの音源&ライブ盤「Something On My Mind」と今回のこの4枚組で、The Pale Fountainsとして残した音源はおよそ世に出たということでいいでしょうか。

とはいえ、フロントマンのMichael Headは現在も現役バリバリというか、Michael Head & The Red Elastic Bandとしてリリースした2022年のアルバムで、デビュー40年にして全英チャート6位というキャリアハイを叩き出し、来日公演も行っています。大変によかったです。

まだ当面彼の書くメロディは新しいの出てきますので、そっちも楽しく聴くことにします。

映画「DEPECHE MODE:M」のこと

11月26日は、DEPECHE MODEのライブ映画「DEPECHE MODE:M」の一夜限定全国上映。

DEPECHE MODEは1990年以降来日公演はなく、時を経るにつれて海外では巨大スタジアムが当たり前クラスのバンドになる一方、日本ではさして盛り上がることなくここまで来て、もう今後来日公演を観る機会はないだろうと思っているし、「MEMENTO MORI」ツアーも、イタリアまで観に行く豪胆な友人はいましたが、私はそこまで腹を据えられず。

だからこの映画には期待していたのです。
しかし。世界では10月28日から限定で上映されたものですが、映画の公式サイトがオープンした際にそこで上映館を見てみたところ日本での上映予定はなく、ライブはおろか映画すらスルーかよ、と落胆したのですが。
その後超限定で上映が行われることが決まりまして。

正確には10月28日の世界封切日に品川でプレミア上映会、11月19日には同じく品川でIMAX上映+石野卓球と山崎洋一郎のアフタートーク。そして26日19時から全国14館で上映されるという流れ。

東京では品川の他に亀有での上映があったので、そっちの方でチケット入手。
3600円。「映画」と思うと割高ですが、「本来観られないライブをパブリックビューイングで観るようなものである」と思えば安い。そう思うのだ。

会場に入るとおよそ満員に近い。でもMOVIX亀有のシアター4は172席ですから。
こちらは先行抽選受付ぶっこんで当たったのですが、その後気になって見てみたら、3日前の段階でまだチケット買える状況でしたので、やっぱり来日公演は無理だなと思いました。

ライブでは、デイヴが歳を全く感じさせない、踊ったりポーズを決めまくったりのパフォーマンスと、見た目や動きにはそれなりに歳を感じさせつつも変わらない抜群の美声をかましてくるマーティン。
ただ、映画は純粋なライブ・フィルムではなく、メキシコ公演にあたっての「死者の日」の話であるとか、ファンや周辺人物の声とイメージ映像をモノローグ的に挟みながら進みます。

正直最初の方はそんな映像いらんから純粋にライブだけ見せてくれんかなあと思いつつ、途中で声を上げたり立ち上がりたくなったりをこらえつつだったのですが、でも徐々にわかってきました。

「死者の日」という祝祭日を持つメキシコでの公演で、喪に伏せるのではなくその祭りのように歌い踊って故人を偲ぶ。

アンディ・フレッチャーの写真と共に披露された「World In My Eyes」を観た時、全部繋がりました。これ、この映画全部がフレッチへの追悼じゃないですか。
世界上映開始、そして日本でのプレミア上映日は10月28日。
これも「死者の日」が11月1日と2日であることを考えれば、当然そのタイミングに合わせたということで。

そもそも最新作「Memento Mori」が、そのタイトルからしてそういうことだったわけなんですけど、それを文字通り可視化した作品。
まさに彼らなりの「死者の日」でした。


それにしてもDepeche Modeのこの映画がこの日限定14館で上映。
「ROLLING STONES AT THE MAX」は12月10日-11日の2日間、IMAX61館。
前日観たPRINCEの「SIGN 'O' THE TIMES」は1週間、IMAX61館。

ここらへん、他の映画の都合もあるだろうけど、どういうふうに決めているのか正直よくわからない。

さだまさし@東京国際フォーラムのこと

ここ何年か、「観られるうちに観ておけ」という方針のもと、ベテランミュージシャンのコンサートに積極的に参加しようという試みを行っております。

60年代、70年代から一線で活躍しているミュージシャンの方々もお年を召され、いつ「引退します」と言い出してもおかしくない状況。
その方針でもって観たミュージシャンの中でも、井上陽水は何も言わずに一線から退き、萩原健一は鬼籍に入ってしまいました。

で、そういう方針を実施するにあたっての理由のひとつに「さだまさしのコンサートは一度は観ておかないといかんね」という飲み屋での話がありまして。

さだまさしはコンサートでのMCというかトークがものすごい、という話は前々から有名なところではあり、何となれば「トークのベスト盤」「トークだけのBOXセット」までリリースされ、正規公演でないとはいえ、「トークだけのライブ」まで開催する始末。
それを一度でも実際に体験してみたいという気持ちで。

ただ、彼のコンサートはなかなかチケットが取れないことでも有名で、何度も涙を飲んで今回ようやく、22日有楽町の国際フォーラムで開催のコンサートに。

今年リリースされたアルバム「生命の樹~Tree of Life~」に伴ってのツアーの一環、そのアルバムにはグレープ名義の曲も3曲収録されていることもあって、吉田正美も帯同しているという素敵状態。

アルバムツアーなので新曲多め、かつ全体的にもコンセプチュアルな選曲だったこともあって、所謂ヒット曲は少なめでしたが、それでもここぞというところで有名曲が出てきたり、吉田さんがちょいちょい入ったり出たりしてグレープのヒット曲をやってくれるので、満足度めちゃくちゃ高い。

そしてトーク。
吉田氏との気の置けないくだけた感じの会話や、バックバンドのメンバーを弄りつつ笑いに持っていくコーナーも素晴らしかったのですが、やはり長尺の一人語りがすごい。3人分の会話を一人で少しずつ声色を変えながらテンポよく転がしていくのはもう完全に落語のスキル。

コンサートは3時間弱の割と長丁場だったのですが、メドレー的に披露された曲を別にカウントしても全18曲、それだけトークに時間を割いていたということで。

実際、長尺のトークが終わって曲に入ったところでトイレに立つ方もいらっしゃって、何を最大の楽しみにして来ているのかも人それぞれという、他になかなか見ない状況。

全体通して、歌い、ギターを弾き、バイオリンも弾き、語り、笑いを取り、グッとくる話もする。
もう様々なエンターテインメントをパッケージした完璧な「ショー」です。

きっとずっとこういう感じなのでしょうから、「あの曲を生で聴きたい」で来られる方も、「今回はどんな面白い話をしてくれるのか」で来られる方もいて、トークの途中に「グレープの頃からコンサートに来られている方」に拍手を求めたところ、びっくりするくらいの数の人が拍手されていたので、半世紀にわたって魅了され続けている人もいる。
そりゃチケットなかなか取れんですわ。


あと、他の昔から活躍されているミュージシャン、矢沢永吉や小田和正は大都市の割と大きな箱に大勢を集める形のライブに移行していますが、昔ながらの「地方のホールを細かく回る」形のコンサートツアーは、年齢という点でもしんどくなっていると思います。
で、体調崩して以降ツアーと言えども関東近郊しか回らなくなり、2022年には自身の音楽活動を終えた吉田拓郎のような方もいらっしゃったり。

そんな中、今回のさださんのツアーは、5月から12月の7ヶ月で38か所42公演という、割としっかり地方のホールも回るツアー。

彼に近しい方々を確認すると、ユーミン(71)が先日リリースされたアルバムに伴うツアーが13か月に渡って全62公演、THE ALFEEは22公演と数は少なめですが3か月足らずでツアーしていて、本当にベテラン勢の凄さがわかります。

さださんの場合、このツアーをこなしたうえで、時折ツアーで訪れた地方都市のNHKで、コンサート終了後深夜まで番組したりしていますので、本気でモンスタークラス。

吉田氏とのトークで「あと10年やる」みたいなことを話していましたが、割と普通にしれっとやっている気がします。恐ろしい。


「観られるうちに観ておけ」の方針はこれからも続けようと思うのですが、そろそろ自分の方も気にしなければいけないお年頃になってまいりました。頑張ります。

第76回紅白歌合戦の出場歌手のこと

第76回紅白歌合戦の出場者が出たので。

毎年言っていますが、もう「老若男女が知っているヒット曲」など今の日本にはほとんどなく、みんなが納得する出場者の選出などできるはずもない、NHKだってかなり多くの層に「知らん歌手を出すな」と思われることは重々承知であろう世の中の状況下で、それでも何とか腑に落ちる人を最大化しようとしている、その結果ということは前提として。

「演歌」「ニューミュージックからJ-POP初期」「それ以降のJ-POP」「女性アイドル系」「男性アイドル系」「ネット発」「アニメ発」あたりを枠として意識しつつ、断わられることもありつつできる限りの結果だと思います。


今回の第一弾の発表は昨年と比較して「若い方に寄せてきた」印象。特に紅組。
昨年厚めだった「ニューミュージックからJ-POP初期」のあたりが減り、その分若者が増えました。


意外だったのはKAWAII LAB.からは出られて1組、もしくは「連合」の形でメドレーもありえるか、と予想していたのですが2組選出された点。

NEW KAWAII系楽曲で現在最も一般認知が高いのは、CUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」ではないかとも思うのですが、CUTIE STREETはデビュー曲がいきなり当たった形のため、そこは恐らく事務所の先輩後輩関係で決まった2組ではないかと思います。

昨年まで出場していたJO1も、セールスだけ見る限りでは後輩のINIの方が売り上げ枚数は多いのですが、先輩として出場していたということもありますので。


そのJO1が出場していないのは、メンバーの1人がオンラインカジノに絡んでしまって、活動休止している点が響いているのは間違いないと思います。

それでPRODUCE101系が一旦引いたところににすかさず入ってきたHYBE系の&TEAMは、売上的にも問題ないわけですが、テレビでのメンバー認知度アップも影響していると思います。あとNHK的には、来年以降のBTS活動本格再開に向けての布石もあるのではないか、という下衆の勘繰りと。


旧ジャニーズのSTARTO社所属グループが復活したこともポイント。
さすがにグイグイ来ているSnow Man/SixTonesではありませんが、2人体制King & Princeが出場することで、2022年以来の旧ジャニーズからの出場になると共に、その2022年に出場していた5人体制のキンプリのうち3人は既に去年からTOBE社に移籍してNumber_iとして出場していますので、別グループとしてではあっても「あの時の5人」が再び揃って紅白に出場するという、割とエモい状況ではあります。


ハンバートハンバートは朝ドラ主題歌なので妥当ではありますが、主題歌への起用が発表された8月まで、彼らが紅白に出ることを予想できていた人は皆無だったと思います。

というか、朝ドラ主題歌はここまで長年の間、ベテラン勢を、健在を示す&NHK的にはその後の紅白への展開を期待して起用するパターンがほとんどだったと思うのですが、それでも出てくれる人はもとより出てくれるし、出てくれない人は起用しても出てくれないことが多かったので、方針転換という感じなのでしょうか。
彼らのようなグループが今後もフックアップされるのであれば、大歓迎です。


古めの方ではTUBEはデビュー40周年、岩崎宏美はデビュー50周年。
久保田利伸は正式には来年デビュー40周年ですが、この9月に40周年記念ベスト盤を出して既にアニバーサリーイヤー突入中。

ORANGE RANGEは今年からレーベルをソニーに戻し、過去作のSNS展開による掘り起しが成功したことで、懐かし枠&SNS枠の双方を押さえられる貴重な存在と言えます。


演歌で衝撃的だったのは山内惠介が外れたこと。
今年のこれまでの男性演歌・歌謡曲歌手の売上は以下のような感じ。

SHOW-WA & MATSURI/僕らの口笛(11.7万枚)
新浜レオン/Fun!Fun!Fun!(9.0万枚)
辰巳ゆうと/運命の夏(7.8万枚)
山内惠介/北の断崖(6.8万枚)
SHOW-WA/外せないピンキーリング(6.7万枚)
MATSURI/アガベの花(6.1万枚)
純烈/二人だけの秘密(4.6万枚)
風輪/天使と悪魔の愛し方(3.9万枚)
真田ナオキ/Nina(3.8万枚)
青山新/身勝手な女(2.2万枚)

三山ひろし/酒灯り(1.0万枚)

演歌の場合、ギリギリまで枠が減らされた結果、一度出場した方々から他の人に入れ替わる、所謂流動性が高くないのは止むを得ないとして、昨年B'z関連で関連事務所所属として出場できた新浜レオンが、昨年の紅白で大きく知名度を伸ばした結果として既存枠に食いこんだ様相ですが、その食い込みの結果飛ばされたのが山内さん。
山内惠介と三山ひろし、売上では正味これだけ違うのに。

アイドル的人気は山内さんの方が高いので、リクエスト系の値は確実に山内さんの方が高いし、カラオケ人気は昨年三山さんが相当高かったようですが、今年の楽曲のCD売上は昨年の曲に比較して今のところ半分ちょっと程度なので、その曲のカラオケ人気が突出しているということも考えにくい。

「けん玉」企画のためだとしたら、それは何か本末転倒な気もします。

SHOW-WAとMATSURIは、成り立ち上どちらか片方だけ出場ということはしにくいですし、「SHOW-WA & MATSURI」名義の楽曲をリリースしたのは、ニコイチの形でも出場できるように対策したと考えることもできますが、正味その人気を牽引したのがあまりにもフジテレビに偏っているためではないか、とも思います。


で、今回の発表は紅組20、白組17ということで、この後の追加発表は当然ありえる状況。
恐らく目玉はこれからです。慌てずに行きましょう。

甲斐バンド@日本武道館のライブのこと

11月8日は日本武道館で甲斐バンド50周年ライブ。
断続的にやっている「ベテランのライブは観られるうちに観ておけ」シリーズの一環。

甲斐バンドを最初に認識したのがいつだったか、正直よく覚えていません。
ただ、大人になって聴きなおした際、「俺この曲聴いたことがある」と思った曲が山ほどあったことを覚えています。

小学校高学年から高校生まではひたすらラジオを聴いていたので、きっとその時に触れたのだろうと思うのですが、聴きなおした際に思ったのが異常なメロディの強さ。

甲斐バンドのメロディの強さは2種類あって、シングルヒットした「HERO」「安奈」「ビューティフル・エネルギー」のように猛烈にサビが強いヤツと、「裏切りの町角」「テレフォン・ノイローゼ」「漂泊者(アウトロー)」のような「これはAメロなのかサビなのか」「次に来たこれが本当のサビなのかそうでないのか」よくわからない、しかしとにかく曲全体通してメロディが強いヤツ。

前者の大ヒット曲はさすがにどこかで聴いたであろうことはわかるのですが、後者を聴いた時の「この曲、いつどこでかは全く覚えていないが絶対聴いたことがある」感がすごくて。それだけ強い、必ずしも美しいものではなくとも、やけにキャッチーで耳に残るメロディであったからこそではないかと思います。

甲斐バンドは1986年にいったん解散、それ以降は割と散発的な再集結なのでなかなかライブに行けなかったのですが、今回の武道館については運よくチケット発売日前に情報を得ることができました。

会場内には「過去の日本武道館公演のセットリスト」がびっしり書かれたポスターがあちこちに貼ってありまして。

最初2回4公演の「きんぽげ」始まり「100万$ナイト」終わりという「パターン」が今回復活したら面白いけどそれはないか、みたいなことを友人と話しつつ、始まってみたらアルバム楽曲で過去のライブでは後半畳みかけの一翼を担っていたはずの「翼あるもの」始まり。
それは予想していなかった。

01.翼あるもの
02.三つ数えろ
03.キラーストリート
04.フェアリー(完全犯罪)
05.シーズン
06.東京の一夜
07.港からやって来た女
08.カーテン
09.Blue Letter
10.テレフォン・ノイローゼ
11.ビューティフル・エネルギー
12.安奈
13.裏切りの街角
14.黄昏に消えた
15.嵐の季節
16.氷のくちびる
17.ポップコーンをほおばって
18.冷血
19.漂泊者(アウトロー)
20.HERO(ヒーローになる時、それは今)

EN1
01.ダイナマイトが150屯
02.観覧車'82
03.ラヴ・マイナス・ゼロ

EN1
01.100万$ナイト

「HERO」で本編が終わった時にはさすがに「ラヴ・マイナス・ゼロ」でアンコール締め、ダブルアンコールで「100万$ナイト」という流れは予想でき、その通りだったので何か嬉しかったです。

通してセットリストを眺めると、ヒット曲や定番曲をただ並べただけではないことがわかります。
事前にMy Best 3を募ってそれを参考にしたセットリストですので、サブスクでは版権の都合でなかったことにされていて、ライブでの披露も多くなかった「ダイナマイトが150屯」のカバーが入ってくるのはすごくわかりますし、特に好きな「地下室のメロディ」「破れたハートを売り物に」あたりが入ってなかったのは残念でしたが、言うてみればもう名曲の連打ですので、満足感はハンパない。

そして、周年の記念ライブにありがちな、ゲストだったり特別な演出がまったくなかったところも、「バンドがこれまでやってきたこと、そして現在地をひたすらに見せつける」ことに特化した「意図」のようなものを感じて、むしろそれがいい。

何よりメンバーが異常に元気。松藤さんはやや年齢相応感があってドラムにはサポートも入り、「ビューティフル・エネルギー」も2番以外は甲斐さんに歌を任せていたけど、かといって歌は全く問題なく何より大変に楽しそうで。

一郎さんもパッキパキに弾き倒していてえらくカッコよかったし、甲斐さんに至ってはマイク蹴るし回すし、何より歌う歌う。70歳過ぎてむしろ抜群じゃないですか。

「ベテランのライブは観られるうちに観ておけ」ということで今回行ったわけですが、まだまだこの人たちは当分終わりそうにないです。

というか、公演終わりにいきなり告知されたのが12/26の豊洲ピット。
LEDスクリーン出の演出を大々的に導入するということで、このお年頃のミュージシャンとしてはかなり意欲的な試みです。
1986年、確執の果てに解散したバンドではありますが、今はすごく楽しいのだろうなあ。
それでいい。

ただこの日、東京ドームでは永ちゃんも50周年ライブ、Kアリーナでは槇原敬之、ぴあアリーナではGRANRODEO、ZOZOマリンではKAT-TUN、幕張メッセではLUNA SEA主催のフェス。

全国的にライブ会場不足している問題の一因に、70年代からやっている人たちの多くが未だに一線級で活躍しまくっているせいでもあるのかもしれない、と思いました。
でも、それでいい。

都道府県庁所在地のTSUTAYAのこと

先日、青森市・五所川原市・弘前市・能代市のあたりをうろうろしていました。
青森市のTSUTAYA青森中央店、現在の青森市の中心と言ってもいい観光通り沿いの店舗ですが、この11月3日に閉店します。

これをもって青森市内からTSUTAYAが消滅となります。
そういえば、2年前に京都市内からレンタルができるTSUTAYAが消滅したとか、今月13日に甲府荒川店が閉店することで甲府市内のTSUTAYAが全店閉店、県内に残るのは南アルプス市内の1店舗のみになるとか、そこらあたり断片的な認識はあったので、一度全都道府県について確認してみようと思いました。

以下、各都道府県の県庁所在地の「レンタルができるTSUTAYA」の数です。
カッコ内の前の数値は都道府県全体の店舗数、後ろの数値は都道府県庁所在地内の店舗数。

北海道札幌市(12/2)
・TSUTAYA あいの里店
・TSUTAYA 札幌菊水店

青森県青森市(5/0)
(2025/11消滅)

岩手県盛岡市(5/1)
・MORIOKA TSUTAYA

宮城県仙台市(12/3)
・TSUTAYA 仙台駅前店
・蔦屋書店 アクロスプラザ富沢西店
・TSUTAYA 仙台荒井店

秋田県秋田市(3/1)
・TSUTAYA 広面店

山形県山形市(1/1)
・TSUTAYA 久保田店

福島県福島市(11/1)
・TSUTAYA 鎌田店

茨城県水戸市(20/2)
・ブックエース 茨大前店
・ブックエース 酒門店

栃木県宇都宮市(15/4)
・うさぎやTSUTAYA 作新学院前店
・うさぎやTSUTAYA 宇都宮東簗瀬店
・TSUTAYA 宇都宮南店
・TSUTAYA 宇都宮竹林店

群馬県前橋市(8/3)
・TSUTAYA 箱田店
・蔦屋書店 前橋みなみモール店
・TSUTAYA 前橋荒牧店

埼玉県さいたま市(22/2)
・TSUTAYA ハレノテラス東大宮店
・TSUTAYA 17号北浦和店

千葉県千葉市(24/2)
・精文館書店 TSUTAYA 花見川店
・多田屋 TSUTAYA 士気店

東京都23区(17/10)
・TSUTAYA 門前仲町店
・TSUTAYA 西五反田店
・TSUTAYA 千歳烏山店
・TSUTAYA 西荻窪店
・TSUTAYA 浜田山店
・TSUTAYA 池袋ロサ店
・TSUTAYA 西日暮里店
・TSUTAYA 金町店
・TSUTAYA 青戸店

神奈川県横浜市(15/6)
・TSUTAYA 横浜みなとみらい店
・TSUTAYA 阪東橋店
・TSUTAYA 日吉本町店
・TSUTAYA 鶴ヶ峰駅前店
・精文館書店 TSUTAYA 下瀬谷店
・蔦屋書店 港北ミナモ店

新潟県新潟市(22/8)
・HIRASEI遊TSUTAYA 豊栄インター店
・蔦屋書店 新潟万代
・HIRASEI遊TSUTAYA 新津北上店
・蔦屋書店 新津店
・蔦屋書店 竹尾インター店
・蔦屋書店 河渡店
・蔦屋書店 小針店
・HIRASEI遊TSUTAYA 巻店

富山県富山市(9/2)
・TSUTAYA BOOKSTORE 藤の木店
・TSUTAYA 富山豊田店

石川県金沢市(4/2)
・TSUTAYA 金沢店
・TSUTAYA 大桑店

福井県福井市(5/3)
・TSUTAYA 若杉店
・TSUTAYA 福井パリオ店
・TSUTAYA 福井高柳店

山梨県甲府市(1/0)
(2025/10消滅)

長野県長野市(8/2)
・蔦屋書店 長野徳間店
・蔦屋書店 長野川中島店

岐阜県岐阜市(1/0)
(2024/02消滅)

静岡県静岡市(15/3)
・TSUTAYA 静岡流通どおり店
・TSUTAYA 静岡西脇店
・TSUTAYA 辻店

愛知県名古屋市(10/2)
・TSUTAYA 中島新町店
・草叢BOOKS 新守山店

三重県津市(6/0)
(2024/05消滅)

滋賀県大津市(3/1)
・TSUTAYA BOOKSTORE Oh!Me大津テラス店

京都府京都市(0/0)
(2023/07消滅)

大阪府大阪市(14/5)
・トーワブックス TSUTAYA 毛馬店
・TSUTAYA 野田阪神店
・TSUTAYA 大正駅前店
・TSUTAYA 北巽店
・TSUTAYA あべの橋店

兵庫県神戸市(10/0)
(2025/03消滅)

奈良県奈良市(2/0)
(2024/08消滅)

和歌山県和歌山市(5/1)
・TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店

鳥取県鳥取市(2/0)
(2016/03消滅)

島根県松江市(1/0)
(2024/02消滅)

岡山県岡山市(9/3)
・TSUTAYA 十日市店
・TSUTAYA 大安寺店
・TSUTAYA AZ岡南店

広島県広島市(12/3)
・フタバ図書 TSUTAYA GIGA上安店
・フタバ図書 TSUTAYA 可部センター店
・TSUTAYA 隅の浜店

山口県山口市(1/1)
・TSUTAYA 山口葵店

徳島県徳島市(2/1)
・TSUTAYA 田宮店

香川県高松市(3/2)
・TSUTAYA 西宝店
・TSUTAYA 高松サンシャイン通り店

愛媛県松山市(3/1)
・TSUTAYA 中央店

高知県高知市(3/3)
・TSUTAYA 土佐道路店
・TSUTAYA 中万々店
・TSUTAYA 御座店

福岡県福岡市(12/2)
・TSUTAYA 和白店
・TSUTAYA 福岡西新店

佐賀県佐賀市(6/2)
・TSUTAYA 積文館書店 佐大通り店
・TSUTAYA 兵庫町店

長崎県長崎市(4/1)
・TSUTAYA遊ING 城山店

熊本県熊本市(12/6)
・TSUTAYA AVクラブ 植木店
・TSUTAYA AVクラブ 健軍店
・TSUTAYA AVクラブ 御領店
・TSUTAYA さくらの森店
・TSUTAYA AVクラブ 浜線店
・TSUTAYA 田崎店

大分県大分市(6/2)
・TSUTAYA 光吉店
・TSUTAYA 森町店

宮崎県宮崎市(3/1)
・TSUTAYA AVクラブ 大塚台店

鹿児島県鹿児島市(9/1)
・TSUTAYA 田上店

沖縄県那覇市(2/2)
・TSUTAYA 小禄店
・TSUTAYA 首里店

(TSUTAYA 首里店)

都道府県庁所在地として既にレンタルができるTSUTAYAがないのは青森県も入れて8府県、残り1店舗になっているのは11県。

たとえば京都府、京都市内にはTSUTAYAや蔦屋書店の屋号で書籍販売やシェアラウンジを営んでいる店舗が4店ありますので、全部なくなったわけではないのですが、今年3月に平和書店 TSUTAYA 小倉店が閉店したことで府内からレンタルができる店舗は完全消滅しています。

で、東京23区内でレンタルができるのは残り10店舗なのですが、新潟市が8店舗、熊本市が6店舗残っていて、逆に名古屋市には2店舗しか残ってないという、いわば「地域格差」的なところも目立ちます。

新潟市については、元々県内全域で、最大手フランチャイジーのトップカルチャーとこちらも大手のフランチャイジーひらせいがTSUTAYA同士でバチバチやり合っていた地域のため、元々TSUTAYA店舗の数が多かったこと、トップカルチャーが2021年にレンタル全廃を目論んだものの、それ以上の新ビジネスを立ち上げられずに未だに割と多くの店舗でレンタルを継続しているためと言えるかと思います。

熊本市についてはこちらも大手フランチャイジーのニューコワンの本拠地であること、そのニューコワンは、一部店舗のレンタルを撤退して書籍と雑貨専門店化して「間引き」的な対応は行っているものの、まだ割とレンタルに強気な感じで営業しています。

逆に名古屋市は、ゲオ、三洋堂書店、USV等のレンタルチェーンが強い地域であったため、元々店舗網を拡大しにくかったのに加え、結果ゲオがぐいぐい拡大して未だに小規模なゲオが結構営業中であることが大きいのではないかと考えています。

また、県庁所在地以外の都市でまだTSUTAYAの密度がそれなりに高いのが、福島県いわき市(レンタル3店舗)と広島県福山市(レンタル3店舗)。

いわき市は元々複数の市が合併してできた市なので市街的な地域が複数あることと、フランチャイジーのブックエースがまだ頑張っていること。

福山市も、フランチャイジーのモラブスが頑張っているからですが、ここはむしろ「書籍販売」の部分の評価が高く、そのついでにレンタルも残している感じなので、あるレベルを越えたら全店一気に逝く可能性もあります。

最大で市内7店舗あったのが2017年から2018年ですごい勢いで減った挙句に2024年に全滅した大阪府豊中市とか、少しずつ順調に減って来月全滅する神奈川県藤沢市とか、なくなり方もいろいろですが、そろそろレンタルなしの店舗含めて「TSUTAYA系列がなくなる」都道府県も出てきそうです。


で、秋田県内を電車で移動中、電車がやたら警笛を鳴らすので見てみたら熊っぽいのが見えました。どうか皆様ご安全に。

Foo FightersのライブとHusker Duのこと

8日、Foo Fighters観にさいたまスーパーアリーナ行ってきました。

前日に友人から「チケット浮いてるんだけど」ということで。そういうのはお金と時間が許す限り手を挙げる自分ルール。そういうのでいろんな発見が過去にもあったので。

とはいえ、正直Foo Fightersにすごい思い入れがあったわけでもなく。
Nirvanaど真ん中世代ですが、どうしてもそれよりはライトに聞こえてしまって、何となく2000年代半ばまで新譜を追っていたくらいで。

友人に「行く!」という返事をして、とりあえず2023年の一番新しいアルバムを聴いてみたら、これが素晴らしくてびっくりする。

さらにベスト盤を押さえながら時間が許す限り聴き回って何となく腑に落ちる。

「Husker Duの最も正統な後継者じゃないのかこれは」

1980年代前半、ハードコアパンクのシーンでデビューしたものの、Bob MouldとGrant Hartの2名のソングライターを擁してその枠からはみ出しながら、メロディアスかつエッジの効いた、その後のUSオルタナティブの基礎と言っていいサウンドを生み出したバンドがHusker Duですが。CDがリリースされたあたりでキャッチアップして死ぬほど聴き倒しました。

Foo Fightersは1stアルバムからずっとそのベースはそういう音だったのに、何で今更気付いたのかと考え直したのですが、自分が勝手に「ポストNirvana」を期待して勝手に「何か違う」と今まで思い込んでいたんじゃないかと思います。そういう最初から偏見よくない。

それに気が付いたのはとりあえずで聴いた2023年の「But Here We Are」で音に、ふと「Grant Hartっぽいなこれ」と思ったことで、でもベスト盤とかそれ以前の音は思い返せばどっちかと言えばBob Mouldっぽい曲が多い。

2人がどう違うかと言われると少し困るのですが、Grant Hartの方が湿り気があるというか影があるというか、何となくそんな感じの風合いの差異がありまして。
その双方の音を出しているFoo FightersはだからHusker Duっぽいのです。自分の中でそういうことにします。

考えてみればDave Grohlは1980年代からバンド活動していて、Nirvana期の活動中に自分の趣味で作っていた曲で制作されたのが1stアルバムで、バンドとして集められたのがNo Use for a NameやGermsのメンバーだったりするので、そりゃ直系の音にもなります。


というような気持ちを抱いたうえでライブに臨むとこれはすごく心に来ます。
今回は30周年のツアーのため完全なベストヒット選曲のため、2023年のアルバム楽曲はなし。
それでもリアルタイムで聴いていた頃のヒット曲連発ですので、それはもうアガります。

01. All My Life
02. Rope
03. Have It All
04. The Pretender
05. Times Like These
06. White Limo
07. These Days
08. Walk
09. My Hero
10. Learn To Fly
11. This Is A Call
12. No Son Of Mine
13. Sky Is A Neighborhood
14. Shame Shame
15. Monkey Wrench
16. Aurora
17. Best Of You
18. Exhausted
19. Everlong

DaveがNirvanaというある意味特異なバンドに在籍したからこそ自分で書いていた当時のUSオルタナど真ん中の楽曲群、Nirvana前後のあたりからUSオルタナティブは様々に展開していくのですが、その中でDaveは自分が好きなサウンドを鳴らし続け、途中でそれ以外の様々な要素も取り込みながら成長し、完全に「王道」のサウンドとして目の前で爆音で鳴っている。これ最高じゃないですか。

今鳴っている音楽によって、自分がずっと聴いてきた音楽の過去をえぐられるのは割と快感に近い感覚でありまして、非常に心地よくライブを観て、終演後は友人と肉を焼いて楽しく食いました。

そういえばHusker Duは、西新宿にあったROUGH TRADE SHOPで「Zen Arcade」と「New Day Rising」のCD再発盤を購入して聴いたのでした。今思い出しました。
今その場所は占い屋です。

Perfumeのこと

Perfumeを初めて知ったのは2003年の秋、タワーレコード新宿店の店頭。

その頃の自分はまだアイドルを積極的に聴くようなことはなかったので、その流れではなく、当時カバー曲のコレクター的なことをしていたおかげで。

カバー曲の収集に際してどのような作業を行っていたかというと、大規模CD店に赴き、片っ端から棚を漁り見たことないミュージシャン名のCDを見るやとりあえず裏面の曲名を確認すること。
そこに知っている曲名があれば、とりあえず押さえてそれを繰り返し、限界まで購入するということを毎週のように繰り返していました。

当時はまだ女性アイドルを特に分別して置くコーナーはなかったはずで(ハロプロのコーナーはあったかも)、その日「は」の棚を、特にCDシングルのカップリングにカバー曲の出現頻度が高いので、そこらへんはより念入りに物色していると、何か垢抜け切らない感じの女の子3人の、あんまり垢抜けないデザインのジャケットを発見、早速裏面を確認するとカップリング曲に「ジェニーはご機嫌ななめ」の文字列が。購入確定です。

帰って聴いてみると「ジェニーはご機嫌ななめ」もいいし、タイトル曲「スウィートドーナッツ」も嫌いじゃない。というか、こういう女の子たちがこういう割と80年代的な音色のテクノポップっぽい楽曲を歌うのはすごく面白いと思い、以降シングルが出るたびに購入するようになりました。

その後、mixiで音楽繫がりの友人たちといろいろ情報交換できるようになり、徳間ジャパンからのメジャーデビューの頃には割と多くの友人も知るところになっていて、特に「エレクトロ・ワールド」がリリースされた時には、その楽曲の完成度に界隈で随分沸き、初ベストが出た日には「新曲の『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』は、<テクノ>というより<エレクトロ>だよね」みたいな面倒臭い話で盛り上がりました。


初めてのライブは2007年4月、青山CAYでの面影ラッキーホールとの対バン。
その頃の面影ラッキーホールはあまりライブの数が多くなく、むしろそっちメインで行ったのですが、会場入ったら200人くらいのキャパのところに例の界隈の友人が10人近くいて笑いました。みんな大好きだな。

ライブはとにかくあ~ちゃんのゴリゴリの広島弁が面白かったことを覚えています。
あとは「ジェニーはご機嫌ななめ」や「エレクトロ・ワールド」、その時の最新曲「チョコレイト・ディスコ」を生で聴けてよかったなあ、くらいの気持ちで終わったわけですが、それ以降いきなり売れてそれはそれで大変に嬉しかったものの、簡単にチケット取れなくなってしまい、その他自分もその頃いろいろありまして、結局青山CAYの次に生で観られたのが2010年の東京ドーム。何だこの差。

新曲群も、すごい演出も、Perfumeの掟も素晴らしかったけれど、「ベランダの鳩」を筆頭に前観た時と何も変わっていないノリの広島弁のMCと、舞台はデカいしキレもよくなっているけれど、基本あの小さなステージで観たのと同じ「ジェニーはご機嫌ななめ」と「エレクトロ・ワールド」と「チョコレイト・ディスコ」に何かぐっと来ました。

それ以降は観たり観なかったり、フェスに行った時にいたら基本観に行ったりして、直近では先月のZAZEN BOYSとの対バンを観に行って、屋内でこういうフェス的な「生身」タイプのライブはレアだぞとホクホクして、ドームはお金のこともあるし今回はスルーしようと思っていたらあんなことになり、「ああ、もう豊洲PITを思い出にしよう」といったん決めたものの、何かずっと落ち着かず、結局23日の当日に配信を購入して自宅のPCの前で待機。
こんな配信ライブ前にドキドキしたの、5年ぶりくらいです。

観て思ったのは、「ネビュラロマンス 後篇」の楽曲は全部、しかも「前篇」の時のライブに準拠してアルバム曲順にやる、間違いなくアルバムリリースに伴ったライブであるにもかかわらず、それ以外の楽曲にいろいろ詰め込んだり、曲本体以外のところで過去から引用していることで、ものすごい集大成感もある、ということ。

今回そういうことはもう決まっていて、でも「ネビュラロマンス 後篇」を謳ってそれでチケットを買った人たちを決して裏切ってはならないという、チーム全体の優しさの賜物なのですが、それでもあのバランスは本当にすごい。

特に「Perfumeの掟」はほぼ完全に2010年に観たドームの再演で、あの時に「エレクトロ・ワールド」等を観た時に近い気持ちが再び湧き起こります。
ただ、あの後かしゆかは「しくじった」的な発言をしていることは知っていたので、今回成功して本当によかった。

そしてその「エレクトロ・ワールド」も「チョコレイト・ディスコ」も基本はあんまり変わってなくて、当然のようにMCもあんまり変わってなくて、結局彼女たちは、垢抜けて素敵な女性にはなったけれど、それ以外は18年間変わってなくて、だからこそずっと好きでいられたんだなあ、と。

で、「パワーアップして帰ってくる」と約束してくれたので、それは期待しているのですが、でも今の彼女達からあれ以上どこをパワーアップできるのだろうかと考えたら、物理的なところしか思いつかず、3人がすごいマッチョになって帰ってきたらどうしよう、と一瞬思いました。

あと、配信でも観て本当によかったとは思いましたが、やっぱり映像は辛い。アップにしてくれたり便利なところはあるんだけど、5年前に配信ばっかりになってその後に生ライブ復活した時に「ああ、生こそ最高だな」と思ったし、何なら今さっきTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの磔磔ライブ映像観ててもそう思ったので、やっぱりできるだけ生で観よう。