01. SEVEN DAYS WAR / GREe4N BOYZ
確かに彼らがTMの曲をやるとすればこれだという気持ち。ただ、従来の彼らのトレードマーク的歌唱であるところの「4人同時発声」がほぼない。改名してまず新機軸を多くの人に聴かせたかったのか。
02. Self Control / CAPSULE
途中で申し訳程度に不協和音等ぶっこんでいますが、Aメロを元曲通りスタッカート気味に歌うこしじまさん含めびっくりするほど捻っていないというか、どこまでも元曲の空気感ママ。これは単純にヤスタカがTM好きすぎなんだと思う。
03. Get Wild / B'z
これも譜面的にはかなり元曲に近く、ほとんど元曲の空気感は壊していないのですが、何せ稲葉が圧倒的に稲葉らしく歌い叫び、松本が圧倒的に松本らしく弾きまくるので、もうそれだけで完全に別物。最高と言うしかない。2人以外のバックトラックは中田ヤスタカ制作。この組み合わせも最高。
04. BEYOND THE TIME / 澤野弘之 feat. SennaRin
小室影響度が相当高いはずのアニソン界隈から唯一の参画ですが、SennaRinの歌唱力を借りて圧倒的な「歌モノ」としての存在感。楽曲としての完成度は一番じゃないかと思います。
05. Maria Club / ヒャダイン with DJ KOO
リミックス楽曲。ヒャダインの思考的にこのトリビュートアルバムの中での「トンチキ」枠を狙った感のある出来。それでもやっぱりTM好きすぎてあんまり無茶はできなかったような空気もある、愛おしい感じの感触。
06. BE TOGETHER / 乃木坂46
アイドルがやるならこの曲というのはとても理解できるし、鈴木亜美よりも更にアイドル的なアレンジでこれはこれで好ましく聴けるのですが、既定路線過ぎるのが残念。櫻坂46に「RESISTANCE」やってほしい。
07. LOVE TRAIN / 西川貴教
ずっぱまり過ぎてむしろ面白くなっている。もう完全に西川さんの曲じゃないですか。
08. Human System / 松任谷由実 with SKYE
SKYEというのは鈴木茂、小原礼、林立夫、松任谷正隆ですから、このメンツがTMの曲をやってるというだけでもう面白いのですが、この曲にブラス入れてくるという発想はなかった。ユーミンが歌うことを前提に完全に再構成された、プロの仕事です。