2022年のベストアルバムのこと

2022年の自分が聴いた中でのアルバム10枚。洋5枚、邦5枚。

Perfume Genius / Ugly Season
もう戻れないし戻ってはいけない1stアルバムに、ここまで得た知見でもって近づこうとした結果、過去のどれとも違う異様な感触に。

Tourist / Inside Out
2022年「ツール・ド・フランス」賞受賞(俺内)。ロード・ミュージックの最高峰じゃないでしょうか。単純に一番リピートした音楽。

Quadeca / I Didn't Mean To Haunt You
Bon Iver以降のマナーでもっていろいろ試した結果、何かおかしなことになったサイケデリア。すごく説明しにくいんだけど、気持ち悪くて気持ちいい。

Wet Leg / Wet Leg
M-3「Angelica」のイントロが最高。というか、割とミニマムな音構成のくせに凄まじい音楽的バリエーションが次々に出てくるのって何なの。

Gilla Band / Most Normal
完全に計算づくでコントロールされたレコーディング音源なのに、最終的なアウトプットがこんな滅茶苦茶な音になっているのって、本当どうかしてる。ライブが観たい。


宇多田ヒカル / BADモード
完全に音楽に対してフラットになったと思うんですが、それでアウトプットがこれかよ、という驚き。比較対象のない音楽。

佐野元春 & THE COYOTE BAND / 今、何処
THE COYOTE BANDと組んだ音源はどれも素晴らしいし、元春自身は多分何も変わっていないのですが、何か今回閾値を越えた感じがするのです。

RYUTIST / (エン)
令和インディーズ界の「BEAT POP」。君島大空・石若駿・柴田聡子・パソコン音楽クラブ・ウ山あまね・蓮沼執太・ermhoiという無茶なメンツが1枚のアルバムとして成立している奇跡。

SPECIAL CHEESE MENU / SLICE
頭おかしいアイドルグループが出てきたと思ったら「TAPESTOK」のクレジット。校庭カメラガールの音楽の流れをより直接的にした感じ。クドい。でも好き。

水曜日のカンパネラ / ネオン
正直、コムアイ時代を超えることはないと思っていたのですが、超えるというより違うところに入っていった感。そして正直、前よりいい。

2022年解散・活動休止のこと

2022/01/09 SW!CH(現体制活動終了)
2022/01/09 The Cheserasera(活動休止)
2022/01/16 Angelo(無期限活動休止)
2022/01/16 転校少女*(解散)
2022/01/20 Jewel(解散)
2022/01/22 EVERYDAYS(解散)
2022/01/23 アンドゥー(活動終了)
2022/01/24 BENNIE K(活動終了)
2022/01/25 TRiP syndrome(解散)
2022/01/26 Sherry Flip(解散)
2022/01/30 星空☆彡DayS(解散)
2022/01/31 Angelo(無期限活動休止)
2022/02/01 HAKUAKI(解散)
2022/02/02 キャンディzoo(解散)
2022/02/05 吉本坂46(冬眠)
2022/02/06 ビビッと!バビディブ~(解散)
2022/02/14 TOKYO喫茶(活動終了)
2022/02/25 DIMLIM(解散)
2022/02/26 SOL(解散)
2022/02/28 alouette(解散)
2022/02/28 BabySitter(解散)
2022/03/05 絶対的革命(解散)
2022/03/05 みらくるレボリューション(解散)
2022/03/10 新生 恋してぎゃんぐらぶっ!(解散)
2022/03/13 狂い咲けセンターロード(解散)
2022/03/19 Lupinus(解散)
2022/03/20 パラレルドリーム(解散)
2022/03/25 Re_roll(解散)
2022/03/26 叛逆のMessiah(解散)
2022/03/27 アクアノート(現体制活動終了)
2022/03/27 アニ☆ゆめ project(解散)
2022/03/27 劇場版ゴキゲン帝国∞(解散)
2022/03/27 じゅじゅ(現体制活動終了)
2022/03/27 絶望のポメラニアン(解散)
2022/03/30 Scarlet Valse(活動休止)
2022/03/30 datto(解散)
2022/03/31 ael-アエル-(活動終了)
2022/03/31 Chuning Candy(解散)
2022/03/31 まるりとりゅうが(無期限活動休止)
2022/04/05 ザ・なつやすみバンド(活動休止)
2022/04/09 Mary's Blood(活動休止)
2022/04/09 ワールズエンド。(解散)
2022/04/10 FiSHBORN(解散)
2022/04/24 MaiDoL(解散)
2022/04/29 Si☆4(解散)
2022/04/30 アイシェリング(活動終了)
2022/04/30 VACATION'S(旅を終了)
2022/04/30 大阪☆春夏秋冬(活動休止)
2022/04/30 おとめボタン(解散)
2022/04/30 小野小町(活動終了)
2022/04/30 祭nine.(解散)
2022/04/30 miscast(活動終了)
2022/05/01 ステラシュガレット(解散)
2022/05/01 はにーきゃんぱす(解散)
2022/05/03 ほわいと☆ベガ(解散)
2022/05/04 サンサーラブコールズ(解散)
2022/05/06 QunQun(現体制終了)
2022/05/07 GRIMOIRE(無期限活動休止)
2022/05/08 Rhodanthe*(活動終了)
2022/05/15 apprentice(解散)
2022/05/15 天使と悪魔の交響曲(解散)
2022/05/21 STELLA BEATS(散開)
2022/05/25 楓歌風奏(解散)
2022/05/28 Premony(解散)
2022/05/29 1%のキセキ(解散)
2022/05/29 INITIAL'L(解散)
2022/05/29 茶果菜(解散)
2022/05/31 OLDCODEX(解散)
2022/05/31 Gothic×Luck(活動終了)
2022/05/31 ラストアイドル(活動終了)
2022/06/02 EMPiRE(解散)
2022/06/04 アイオライト(解散)
2022/06/05 空想少女(解散)
2022/06/05 predia(解散)
2022/06/05 夢色→ロイド(解散)
2022/06/05 RIOT BABY(活動終了)
2022/06/11 ULTRA BUZZ(解散)
2022/06/12 Kyoto flavor(解散)
2022/06/12 DOG inThePWO(活動休止)
2022/06/14 僕のロストワン(解散)
2022/06/15 未完成アリス(活動終了)
2022/06/18 Spindle(解散)
2022/06/18 LAS’TLIAL(解散)
2022/06/22 ユメリープ(全員起床)
2022/06/25 Very Merry(解散)
2022/06/26 うたた寝シエスタ(解散)
2022/06/26 ヤなことそっとミュート(現体制活動終了)
2022/06/28 えもぴっぴ(解散)
2022/06/30 Seven Billion Dots(解散)
2022/06/30 東池袋52(解散)
2022/07/02 ネモフィラ新世界(解散)
2022/07/02 BALLOND'OR(活動休止)
2022/07/02 LiLii Kaona(終幕)
2022/07/14 NILKLY(解散)
2022/07/29 夢∞NITY(活動休止)
2022/07/30 ONE DAY(活動終了)
2022/07/30 HOTARU(解散)
2022/07/31 パクスプエラ(活動終了)
2022/07/31 リトスタ!(解散)
2022/08/04 King Gong(解散)
2022/08/08 ドレミ・ファ(無期限活動休止)
2022/08/11 幻想ばっどえんど(無期限活動休止)
2022/08/11 MELiSSA(現体制活動終了)
2022/08/13 恵比寿マスカッツ(全員卒業)
2022/08/16 Dan te Lion(解散)
2022/08/20 にゅ~わ(解散)
2022/08/22 Avilis(解散)
2022/08/25 Magick-マギック-(解散)
2022/08/26 SHABA(死亡)
2022/08/28 ∞PEACE(解散)
2022/08/30 BUDPiNK(解散)
2022/09/02 Girls Time(活動休止)
2022/09/03 WAKABA(解散)
2022/09/04 #終末のメリーランド(閉園)
2022/09/04 ZON(解散)
2022/09/11 ASHIGALL(解散)
2022/09/11 イツエ(解散)
2022/09/16 SHOCKiNG EGO(解散)
2022/09/17 刹那的アナスタシア(解散)
2022/09/17 僕のClove(解散)
2022/09/17 LogiNeoN(解散)
2022/09/19 AlbaNox(解散)
2022/09/19 閃光アミュレット(解散)
2022/09/22 綺星★フィオレナード(長期充電期間)
2022/09/23 1/fキュレーション(解散)
2022/09/23 泡沫のクロワジエール(解散)
2022/09/23 ポスタルジア(活動終了)
2022/09/28 ソウルズ(解散)
2022/09/28 リルネード(解散)
2022/09/29 PEARL CENTER(解散)
2022/09/30 Aphrodite(現体制終了)
2022/09/30 SOLIDEMO(活動終了)
2022/09/30 the peggies(無期限活動休止)
2022/10/01 ただいまクエスト待機中(解散)
2022/10/07 あんちろちー(活動終了)
2022/10/08 コスメティックロボット(解散)
2022/10/08 ヒーラーガールズ(活動終了)
2022/10/09 LovelyPops(解散)
2022/10/10 ING(解散)
2022/10/10 ORESAMA(活動休止)
2022/10/10 ぱれっとめもりー(解散)
2022/10/10 ♯ぽるて(解散)
2022/10/15 SUNs(解散)
2022/10/16 ぼくはまだしなない(現体制終了)
2022/10/18 WAgg(活動終了)
2022/10/19 あいどるちゅ~ん(解散)
2022/10/22 ENIGMA(解散)
2022/10/22 爆弾ジョニー(解散)
2022/10/22 RE:IN(解散)
2022/10/26 びばビボ(解散)
2022/10/27 1983(解散)
2022/10/29 COJIRASE THE TRIP(解散)
2022/10/30 君と猫(解散)
2022/10/30 26時のマスカレイド(解散)
2022/10/30 メンタルエラー(解散)
2022/10/31 Is(解散)
2022/11/06 虚空のカルミア(解散)
2022/11/23 PANIC POP PARTY(解散)
2022/11/23 プリメケロン(解散)
2022/11/26 看板娘。(無期限活動休止)
2022/11/27 GAUZE(解散)
2022/11/27 激情リフレイン(現体制終了)
2022/11/27 BLUU(活動終了)
2022/11/30 リリー楽綺団(活動休止)
2022/12/03 幾何学模様(活動終了)
2022/12/04 harue(解散)
2022/12/10 絶対にkawaiiの領域(解散)
2022/12/10 teaRLove(解散)
2022/12/10 ビアンコネロ(解散)
2022/12/11 NUMBER GIRL(再解散)
2022/12/15 Noazami(解散)
2022/12/15 Highest(解散)
2022/12/16 DEFINE(解散)
2022/12/18 コンビニ推進アイドル(仮)(活動終了)
2022/12/18 BAD BABY BOMB(解散)
2022/12/18 PFAM(解散)
2022/12/18 夢想プロトコル(解散)
2022/12/28 G'ASH(終幕)
2022/12/28 JILL-PRINCE(解散)
2022/12/28 ドリ☆ステ(解散)
2022/12/30 ねこね、こねこね。(解散)
2022/12/31 アイドル教室(解散)
2022/12/31 Chimo(活動休止)
2022/12/31 鶯籠(冬眠)
2022/12/31 YMB(活動休止)

2023/01/07 Parfait Girls(パフェの惑星へ一時帰還)
2023/01/12 BLUEME7(解散)
2023/01/21 イケてるハーツ(解散)
2023/01/27 Drive at your Brain(解散)
2023/01/28 SAISON(解散)
2023/01/29 ドラマストア(解散)
2023/02/04 ジャックケイパー(解散)
2023/02/04 ドールインサートデスマスク(解散)
2023/02/18 真空ホロウ(解散)
2023/02/26 WEAVER(解散)
2023/03/05 bonobos(解散)
2023/03/08 KANDYTOWN(終演)
2023/03/09 NiA(解散)
2023/03/15 ぜんぶ君のせいだ。(無期限活動休止)
2023/03/22 HOWL BE QUIET(解散)
2023/03/26 愛乙女☆DOLL(現体制活動終了)
2023/03/27 Lovelys(解散)
2023/03/31 Run Girls, Run!(解散)
2023/04/01 まなみのりさ(解散)
2023/04/02 Yamakatsu(解散)
2023/04/30 Malcolm Mask McLaren(現体制終了)
2023/06/29 BiSH(解散)

今年はこれで終了。ありがとうございました。
今年は紅白リアルタイムないと思いますが、また来年よろしくお願いします。

2022年のTSUTAYAの閉店は約130店舗だったこと

今年の情報はさすがに出尽くした感がありますので、今年もまとめます。
TSUTAYA系列の店舗で今年明確に「閉店」したのは、数えることができた限りで約130店舗。移転したとかは一旦除いた数です。

【閉店】
01/04:TSUTAYA 石堂店(青森県八戸市)
01/07:TSUTAYA 瓢箪山店(大阪府東大阪市)
01/15:TSUTAYA 大鳥居店(東京都大田区)
01/15:TSUTAYA 葛西店(東京都江戸川区)
01/16:TSUTAYA 函館港町店(北海道函館市)
01/16:TSUTAYA 東戸塚店(神奈川県横浜市戸塚区)
01/16:TSUTAYA 碧南店(愛知県碧南市)
01/23:TSUTAYA OUTLET 神栖店(茨城県神栖市)
01/23:TSUTAYA 東大島店(東京都江東区)
01/26:TSUTAYA 京橋店(大阪府大阪市都島区)
01/31:TSUTAYA 赤坂店(東京都港区)
01/31:TSUTAYA 新橋店(東京都港区)
01/31:TSUTAYA BOOKSTORE ビーンズ赤羽店(東京都北区・書籍のみ)
01/31:TSUTAYA シァルプラット東神奈川店(神奈川県横浜市神奈川区)
01/31:TSUTAYA 伊東店(静岡県伊東市)
01/31:TSUTAYA 豊岡アルコム店(兵庫県豊岡市)

02/06:TSUTAYA 武蔵小山店(東京都品川区)
02/06:TSUTAYA 藤井寺駅前店(大阪府藤井寺市)
02/10:TSUTAYA 下高井戸店(東京都杉並区)
02/10:TSUTAYA 八戸ノ里店(大阪府東大阪市)
02/18:TSUTAYA シティオ洲本店(兵庫県洲本市)
02/18:TSUTAYA シティオ三原店(兵庫県南あわじ市)
02/20:TSUTAYA 川崎三の辻店(神奈川県川崎市川崎区)
02/20:平和書店 TSUTAYA 堅田店(滋賀県大津市)
02/27:TSUTAYA 花小金井店(東京都小平市)
02/28:TSUTAYA 湯沢店(秋田県湯沢市)
02/28:TSUTAYA 東浦和店(埼玉県さいたま市緑区)
02/28:TSUTAYA 高田馬場店(東京都新宿区)
02/28:TSUTAYA JR住道店(大阪府大東市)
02/28:TSUTAYA 遊ING 浜町店(長崎県長崎市)
02/XX:TSUTAYA WonderGOO 石下店(茨城県常総市・レンタル終了)

03/07:TSUTAYA 市川オリンピック店(千葉県市川市)
03/11:TSUTAYA 幡ヶ谷店(東京都渋谷区)
03/13:TSUTAYA 四条寺町店(京都府京都市下京区)
03/13:TSUTAYA 東香里店(大阪府枚方市)
03/20:TSUTAYA 昭和通り店(山梨県中巨摩郡昭和町)
03/20:TSUTAYA 東浦通店(愛知県名古屋市南区)
03/21:TSUTAYA 遠軽店(北海道紋別郡遠軽町)
03/21:TSUTAYA 武生南店(福井県越前市)
03/31:TSUTAYA BOOKSTORE ビーンズ西川口店(埼玉県川口市)
03/31:TSUTAYA 北柏店(千葉県柏市)
03/31:TSUTAYA 鴨居店(神奈川県横浜市緑区)
03/31:TSUTAYA 横須賀堀ノ内店(神奈川県横須賀市)
03/31:TSUTAYA 中洲gate’s店(福岡県福岡市博多区)
03/31:TSUTAYA 甲南通り店(鹿児島県鹿児島市)

04/03:ブックエース 内郷店(福島県いわき市)
04/07:TSUTAYA 宮内店(広島県廿日市市)
04/10:TSUTAYA 熊見店(兵庫県姫路市)
04/10:TSUTAYA 三原店(広島県三原市)
04/13:TSUTAYA 綱島店(神奈川県横浜市港北区)
04/15:TSUTAYA 大宮指扇店(埼玉県さいたま市西区)
04/XX:TSUTAYA WonderGOO 日立田尻店(茨城県日立市・レンタル終了)
04/XX:TSUTAYA WonderGOO 常陸大宮店(茨城県常陸大宮市・レンタル終了)
04/XX:TSUTAYA WonderGOO 館林店(群馬県館林市・レンタル終了)
04/XX:TSUTAYA WonderGOO 八街店(千葉県八街市・レンタル終了)

05/05:TSUTAYA 北朝霞店(埼玉県朝霞市)
05/08:TSUTAYA 小岩店(東京都江戸川区)
05/08:TSUTAYA 坂店(広島県安芸郡坂町)
05/15:TSUTAYA 平須店(茨城県水戸市)※茨城町に移転
05/29:TSUTAYA 名寄店(北海道名寄市)
05/31:TSUTAYA 松井山手駅前店(京都府京田辺市)

06/05:TSUTAYA フジグラン新居浜店(愛媛県新居浜市)
06/05:TSUTAYA 船堀店(東京都江戸川区)
06/10:WAY書店 TSUTAYA 天理店(奈良県天理市)
06/12:WAY書店 TSUTAYA 御所店(奈良県御所市)
06/20:平和書店 TSUTAYA ノースウエスト店(岐阜県大垣市)
06/28:TSUTAYA 神明通り店(福島県会津若松市)
06/30:TSUTAYA 札幌駅西口店(北海道札幌市北区)

07/03:蔦屋書店 南笹口店(新潟県新潟市中央区)
07/03:蔦屋書店 豊科店(長野県安曇野市)
07/17:TSUTAYA 鶴見西口バスターミナル店(神奈川県横浜市鶴見区)
07/18:TSUTAYA 北堀江店(大阪府大阪市西区)
07/26:TSUTAYA 喜多方西店(福島県喜多方市)
07/31:TSUTAYA 棚倉店(福島県東白川郡棚倉町)
07/31:TSUTAYA BOOKSTORE ビーンズ戸田公園店(埼玉県戸田市・書籍のみ)
07/31:TSUTAYA 大森駅東口店(東京都大田区)
07/31:TSUTAYA 吉祥寺店(東京都武蔵野市)

08/07:TSUTAYA 新道東駅前店(北海道札幌市東区)
08/11:精文館書店 TSUTAYA 荒尾店(愛知県東海市)
08/14:TSUTAYA 上中居店(群馬県高崎市)
08/14:TSUTAYA 都賀店(千葉県千葉市若葉区)
08/14:TSUTAYA 市川店(千葉県市川市)
08/14:TSUTAYA 西鈴蘭台店(兵庫県神戸市北区)
08/17:精文館書店 TSUTAYA 領家店(静岡県浜松市中区)
08/28:TSUTAYA 富士宮バイパス店(静岡県富士宮市)
08/28:TSUTAYA 徳島新浜店(徳島県徳島市)
08/28:TSUTAYA 屋島店(香川県高松市)
08/31:TSUTAYA 年貢店(福島県会津若松市)
08/31:TSUTAYA 咲が丘店(千葉県船橋市)
08/31:TSUTAYA 船橋南口駅前店(千葉県船橋市)
08/31:TSUTAYA 三鷹北口店(東京都武蔵野市)
08/31:TSUTAYA 立川南店(東京都立川市)
08/31:TSUTAYA 多治見インター店(岐阜県多治見市)
08/31:TSUTAYA 深井店(大阪府堺市中区)
08/31:TSUTAYA 賀来店(大分県大分市)

09/04:TSUTAYA 福島南店(福島県福島市)
09/04:TSUTAYA 向ヶ丘遊園店(神奈川県川崎市多摩区)
09/04:TSUTAYA BOOKSTORE ホームズ尼崎店(兵庫県尼崎市・書籍のみ)
09/07:TSUTAYA 岡山西大寺店(岡山県岡山市東区)
09/15:TSUTAYA 増尾中原店(千葉県柏市)
09/15:TSUTAYA BOOKSTORE KONAN iCommons(兵庫県神戸市東灘区・書籍のみ)
09/16:TSUTAYA 春江店(福井県坂井市)
09/16:TSUTAYA 西院店(京都府京都市右京区)
09/19:TSUTAYA 三川屋国道店(千葉県旭市)
09/19:蔦屋書店 佐久小諸店(長野県小諸市)
09/19:フタバ図書 TSUTAYA GIGA宇品店(広島県広島市南区)
09/25:TSUTAYA 沼津原店(静岡県沼津市)
09/25:TSUTAYA 名古屋駅西店(愛知県名古屋市中村区)
09/27:TSUTAYA 元住吉店(神奈川県川崎市中原区)
09/30:TSUTAYA 江古田店(東京都練馬区)
09/30:TSUTAYA 富士吉田店(山梨県富士吉田市)
09/30:TSUTAYA いの店(高知県吾川郡いの町)
09/30:TSUTAYA 老司店(福岡県福岡市南区)
09/30:蔦屋書店 コマーシャルモール博多店(福岡県福岡市博多区)

10/13:平和書店 TSUTAYA あどがわ店(滋賀県高島市)
10/16:TSUTAYA LALAガーデンつくば(茨城県つくば市)
10/23:TSUTAYA 保谷駅前店(東京都西東京市)
10/23:TSUTAYA 北島店(徳島県板野郡北島町)
10/25:TSUTAYA 相武台店(神奈川県座間市)
10/31:TSUTAYA 東青田店(山形県山形市)
10/31:TSUTAYA タマムラブックセンター(群馬県佐波郡玉村町)
10/31:TSUTAYA AVクラブ 帯山店(熊本県熊本市中央区)

11/06:TSUTAYA アクロスプラザ橿原店(奈良県橿原市)
11/12:TSUTAYA 矢吹店(福島県西白河郡矢吹町)
11/13:蔦屋書店 白根マーケットシティ店(新潟県新潟市南区)
11/13:TSUTAYA 札幌琴似店(北海道札幌市西区)
11/20:TSUTAYA 大阪狭山店(大阪府大阪狭山市)
11/23:TSUTAYA 宝塚店(兵庫県宝塚市)

12/11 TSUTAYA 鈴鹿店(三重県鈴鹿市)

TSUTAYA 大森駅東口店(7/31閉店)

一方、新たに開店したのは以下。
さすがにこの期に及んで普通のTSUTAYAが新規オープンすることはなく、「BOOKSTORE」業態です。

【開店】
01/04:TSUTAYA BOOKSTORE 中部国際医療センター
04/28:TSUTAYA BOOKSTORE 亀戸
08/05:TSUTAYA BOOKSTORE 金沢エムザ
09/16:TSUTAYA BOOKSTORE AIZU
10/07:TSUTAYA BOOKSTORE イオンモール土岐
11/08:TSUTAYA BOOKSTORE 恵比寿ガーデンプレイス
11/08:TSUTAYA BOOKSTORE ららぽーと堺
12/15:TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI

とはいえ、ライバルのGEOは、通常のDVDレンタルも扱う「GEO」業態の店舗を3店舗程度ではありますが、新規にオープンさせています。
やっぱ本業のリユース関連が好調だと、いろいろ余裕も出てくるってことでしょうか。CCC、しんどそうだもんな。

今年の閉店状況を見てみると、以下のような特徴があります。


■大都市圏店舗の閉店

細かく出店していた地域の小型店を間引くように閉店させているのはここ何年も続いている動きですが、今年は割と都市型の重要そうな店舗をあっさり閉店させる事例が目立ちました。

東京では都心の新橋店・赤坂店が閉店、また吉祥寺店・三鷹駅北口店・立川駅南口店と中央線の駅近店舗が続々閉店。
大阪では京橋店、名古屋では名古屋駅西口店、京都では西院店と、地域の拠点店が消滅。
札幌市のど真ん中にあったTSUTAYA 札幌大通店が閉店したのは昨年の7/31でしたが、今年に入って札幌駅西口店・札幌琴似店という都市型の店舗が次々に閉店し、もう郊外型の店舗しか残っていません。

結果、札幌市内札幌市に残るTSUTAYAは4店舗、神戸市も郊外型2店舗、京都市は遂に残り1店舗です。


■フランチャイジーのTSUTAYA離れ

昨年、最大手フランチャイジーのトップカルチャーが自社店舗の全店でレンタル業態を取りやめるという発表を行いましたが、それでもまだCCCのフランチャイジーとして「蔦屋書店」の看板を掲げ続けることには変わりません。

一方、ほとんどの店舗で「TSUTAYA WonderGOO」のダブル屋号で十数年運営してきたWonderGOOは、TSUTAYAに委ねていたのはレンタル業だけでしたので、レンタルを終了させた結果「TSUTAYA」も屋号から取れ、ただのWondeGOOに戻って営業を継続しています。
埼玉・千葉の多くの店舗ではまだレンタルを継続していますが、北関東ではレンタル撤収完了間近となっています。

また、愛知県豊橋市に本店を構える精文館書店、滋賀県京都府を中心に店舗網を持つ平和書店も、レンタル・CD/DVD販売を取りやめてフランチャイジー以前の「書店」としての営業に回帰する動きを見せています。


前から申し上げているように、CD販売店については「CDを売りたい」ダンス&ヴォーカルグループが今後も増加する様相を呈していますので、「CDを積む」ファンの「爆買い」によってもう少し生き残ると思われます。
しかし、CDレンタルは既に風前の灯火、DVDについては販売の方は一人が大量に買い込む「積む」文化はCDほど大きくありませんので、販売が今後拡大するということについては相当しんどい状況であり、レンタルもたとえばジブリがどこかのサブスクに提供を開始すれば、割と本気でまずいことにもなりかねません。

あとは映像にしろ音楽にしろ、過去分も含めてサブスクに提供されておらずレンタルには存在可能という類のものを集められるだけ集めて、それがどれくらいの規模のビジネスとして成立するのか。
どうあがいてもでかいビジネスにはなりようがなく、実店舗では到底無理な気がします。

ということで、店舗型レンタルに先はないのは確定事項として、前々からそう言い続けている身としては正味「まだ粘っているじゃないか」という気持ちです。

紅白の追加発表と演歌歌手のこと

今年の紅白歌合戦ですが、出場歌手をいったん発表した後も、追加発表をおじいちゃんのおしっこ並みにだらだら続けています。

例年より多めです。
しかも各世代・嗜好のかなり多くの層にアピールできるミュージシャンが揃っていて、さらに各層にとっては「目玉」と言っていいレベルの弾が追加されている感じがします。

最初の発表の時に「#紅白見ない」というハッシュタグが少しバズりましたが、いま改めて見返してみると翻意されている方がすごい勢いで出てきています。
まあ、そうなります。気持ちはわかります。

で、毎年やってたことを忘れていたのでやります。
今年の出場ミュージシャンは、ビルボードジャパンの年間チャートに照らすと「今年ヒットした曲」を割と正しく拾っていることがわかるのですが、ものすごくその例外が演歌。
今年も去年と全く代り映えのしないメンツなわけですが、ではこの出場歌手は「演歌の中の売上的にはどこまで正しいのか」ということを確認します。

ということで、今年発表された演歌・歌謡曲ジャンルの歌手のシングルの、今週までの累積売上ベスト10。
今年中に複数枚リリースされている方は一番売れたヤツのみ。
あと、こういうランキングはネットにはないのでざっくり各歌手の売上数を調べて並べたので、抜けはある可能性あります。
太字は今年の出場歌手。

水森かおり 九十九里浜 1.9
市川由紀乃 都わすれ 1.3
丘みどり 雪陽炎 1.2
坂本冬美 酔中花 0.7
天童よしみ あなたに咲いた花だから 0.6
岩本公水 憂愁海峡 0.5
島津亜矢 花として 人として 0.5
川野夏美 空席 0.5
美貴じゅん子 雪の海 0.4
葵かを里 諏訪の御神渡り 0.4
石川さゆり 残雪 0.09
純烈 君を奪い去りたい 7.2
山内惠介 誰に愛されても 5.4
氷川きよし 群青の弦 5.0
真田ナオキ 渋谷で…どう? 2.4
辰巳ゆうと 雪月花 2.2
福田こうへい ふるさと山河 2.0
竹島宏 一枚の切符 1.9
三山ひろし 花恋歌 1.6
平松賢人 灼熱ロマンス 1.1
東京力車 Sole! ~おまんた囃子~ 1.0

以上。

男性は全員ベスト10には入っていました。女性は石川さゆりさんが外れていますが、もう例の通り今年の曲を歌うことはありませんので、まあこれでいいということでしょう。

数年前まではその年によって入れ替わりで出場できる枠があったのですが、今はもうありません。
丘みどりさんなんかはその入れ替わり出場枠末期にすべり込みで入った口ですね。

そして売り上げの実数値を見ればわかるように、氷川きよしも水森かおりも一時期は10万枚以上売っていたのが、今やここまで売上が細っております。
昔は、固定化された紅白出場歌手以上にCDを売り上げる歌手がいて、「これはちょっとかわいそうかな」とか思うことも結構な頻度であったのですが、今のこの状況、もう新しい演歌歌手がヒットする以前に「知られる」ことが相当にしんどくなっているものと思われます。

まあ、もはや老人ですら演歌聴かないというか、例えば今の70歳は1952年生まれですから、物心ついた時にはロカビリーがあり、思春期はGSブームど真ん中、20代の頃にはフォークからニューミュージックまで聴けた世代ですので、1970-80年代ですら大きなマジョリティとまでは言えなかった演歌に今になって入っていくはずもないわけで。

氷川きよしが今年を最後に外れることが確定しているわけですが、来年その枠が維持されるのかどうかが今のところの最大の関心ごとです。
純粋に売り上げでいくなら真田ナオキ、枠を長良プロダクションで引き継ぐならば辰巳ゆうと。日本コロムビアで引き継ぐならベスト10内にはいませんが、13位に彩青(りゅうせい)という方がいます。
正味、枠が削られて終了だと思いますが、想像するくらいはいいじゃないか。

2022年ブックオフオンライン年間ランキングのこと

今年も発表されました。日本で最も地獄度の高いCD売上ランキングです。

2022年ブックオフオンライン年間ランキング(CD)

2013年から毎年記録を拾うようにしていますが、それらをまとめると以下のような感じです。

毎年、1990年代から2000年代の、CDが程よく売れていた時代に馬鹿みたいに売れた有名ミュージシャンの主にベスト盤が、買って売られて買って売られてグルグルしているだけという割と酷いランキングなわけですが、今年はちょっと「近年ならでは」感が。

2013年からの範囲に限って言えば、2010年以降にリリースされた盤でこのランキングのベスト3以内に入ったのは、2017年に前年リリースの宇多田ヒカルの「Fantome」が3位に入ったのみ。
今まで1位になったことがあるのは、宇多田のベストかスピッツのベストかサザンの「海のYeah!」だけです。

それが今年は2020年の藤井風の1stアルバムが1位。
オリジナルアルバムが1位になったのは観測の限りでは初めてですし、ベスト3に入ったのも「Fantome」以来。

もうこれは紅白含めて圧倒的に知名度が上がったことで、サブスクを利用するほどではないレベルの若いファンやお試しで聴いてみようという層がこれだけいたということでしょう。
米津玄師の「STRAY SHEEP」が最高で11位ということを考えても、このライト層への求心力は圧倒的です。
というか、2020年ともなると、それ以前と比べてそもそもCDの流通量が毎年上位にいる方々と比べると相当に少ないはずですので、その点だけ考えてもこの1位は割とすごいです。

オリジナルアルバムではキンプリの1stも7位に初登場。
過去にジャニーズ系でこのランキングに入ったことがあるのはSMAPと嵐だけですので、割とすごい。これはメディアの露出によって彼らを好いたもののあまりたくさんお小遣いをもらっていない子たちがブックオフを頼った、ということではないかと考えています。

ということで、多少「最近」を感じるところはありましたが、上記以外はいつも通りの地獄ランキングでした。
来年もきっとこうなります。キンプリは来年ベストとか出るのだろうか。

あと、お暇だったらリンク先の洋楽の方も見ていただくと、また別の味わいがある地獄です。

タワーレコード秋葉原店が閉店すること

タワーレコード秋葉原店、2023年1月3日閉店
遂に来たか。

2005年9月16日オープン、当時はヨドバシビル7階のフロアマップで言うと1と2と3の一部、今のTHE SUIT COMPANYとダイソーのフロアをがっつり占めていたのですが、2016年に同じ階の現在の位置に移転してリニューアル。

リニューアル前は割と頻繁にインストアイベントを開催していたのですが、移転によって店の床面積が半分以下になってしまったためイベントも激減。
正味、錦糸町パルコ店はその減った分をフォローすべく圧倒的にインストアイベントに寄せた形の店舗として2019年3月にオープンしたわけですが、1年もたたずにコロナでイベント停止。
ようやくここんとこはぼちぼち開催できるようになってきたところで、秋葉原の方は閉店と相成ったわけです。

こういう時はざくっと見に行く。


タワレコの閉店に先んじて、同じフロアにある書店の有隣堂が閉店することも告知されていたのですが、では7階の全体的な状況はどうなんだ、という点も気になりまして。
各店舗グルグルして見たところ、閉店の告知が出ていたのはタワレコと有隣堂と、端っこにある眼科(フロアマップの4・14・15)の3つの領域。


有隣堂は書店チェーンの中ではまだ「攻めている」方という認識ですし、正味CDの各チェーンも今後また「CDを売りたい」タイプの男子ダンス&ヴォーカルグループが続々出て来ているのを考えると、このタイミングで閉店するというのは単に「売上が悪いから」という理由だけだとは考えにくいです。
契約更新のタイミングで、もっといい条件のテナント候補が現れたと考えるのが妥当かと、そう思います。

ではそんな店はどこなのだ、というのをぼーっと考えたところ、自分の頭では2案。

・TSUTAYA BOOKSTORE
・GU

有隣堂が去った後、コミックやアニメ系以外の普通の書籍雑誌を販売する一般書店でこの地域に残るのは書泉ブックタワーとアトレの三省堂ということになりますが、秋葉原の拠点性を考えればまだ行けるはず。
TSUTAYAは旧来型の店舗に限れば東京の東側はまだ強いのですが、逆に蔦屋書店や小洒落たBOOKSTORE形式の店舗については、GINZA SIX内の割とハードル高げな店舗のみ。日本刀売ってるし。
ここでもう少しカジュアルな地域拠点として入り込んでくるのでは、という予想。

GUは最近では新宿Flags、ルミネ横浜、天王寺ミオ等、割と都市の拠点的な位置にガンガン出店しているような気がしていまして、現在のところ最も秋葉原に近いのは御徒町店ですが、商圏としては異なっていますし、これくらいの距離があれば余裕で出店してくるでしょうという予想。

何にせよ、タワーレコードが去ることで、新譜CD/DVDをメインで扱う店舗は秋葉原から消えます。
アニメショップやアイドル系メインのショップでその範疇は買えますし、ヨドバシカメラ内のソフト売り場でもCD売ってますので、困ることはないと言えばそうなのですが。
秋葉原は街として割と好きなんですけど、行く理由がずんずん減っていきます。アルバにカレーでも食いに行くか。

安全地帯@東京ガーデンシアターのライブのこと

11/29は安全地帯の40周年記念ツアーの東京ガーデンシアター公演。

友人と酒飲んでたときかいつだったか「玉置浩二の歌は生で聴いておかないと日本人としてどうか」という話になり、直近のライブが大変に具合のよいアニバーサリーライブだったため、初見のおっさん4人でいそいそと赴いた次第。

とりあえず玉置さん、歌の化け物。えげつない。
これを聴きに来たのでその時点で満足だったのですが、眺めながら聴きながらやはりこの安全地帯というバンドの面白さが伝わってくきます。
強く思ったのは「これ予想以上にきちんとギターバンドじゃないか」ということ。

安全地帯といえば玉置さんの鬼ヴォーカルと叙情的なメロディ、というイメージですが、もしヴォーカルを別に差し替えてメロディーのキーを半音上げたら、割とアメリカの70-80年代のギターバンドに近い音になるのではと思いまして。
実際曲によっては間奏がイーグルスのようにも聴こえたり。

少なくとも、ギター2本、玉置さんが持ったら3本、ライブではサポートもいるので4本という状況は、最初こそ「それトゥーマッチじゃねえの」と思っていましたが、終わるころには非常に納得。

他にパーカッションもいるのにドラムがツインドラム体制というのはさすがにトゥーマッチではないかと思ったのですが、これは2セット必要というより現在体調の問題で活動休止中の正ドラマーの田中さんに対して、サポートを1名に固定しないことで何らか伝えようとする「粋」ではないかと思ったり。
というか、今回は田中さんが別場所でプレイしているのをスクリーンで映しつつ1曲セッションするという企画もありまして、かなりぐっと来たのですが。

安全地帯はヒットして以降、玉置さんが確固たる「センター」ではあるのですが、そもそも最初に注目されるきっかけは井上陽水のバックバンドとしての活動であり、それは当然バンドとしての確かな腕があったということで。
そこでフックアップされたことが全部今に繋がっているわけで、やっぱりバンドとしてデビュー以来不変のメンバーで活動を続けていることにはすごく意味があるんだということをしみじみと感じました。

やっぱいろんなバンド観た方がいい。
正直、全盛期の安全地帯は当時の自分にとってストライクど真ん中かといえばそうではありませんでした。
が、今こうやって活動してくれているのを観に行くと、やっぱり知っている曲ばっかりですげえと思ったり、純粋に演奏が素晴らしいと思ったり、大変に楽しい。
やっぱりこういうの大事です。

ただ問題は東京ガーデンシアターだ。
まだオープンしてからそんなにたってないとはいえ、行くたびに会場周辺の導線が違うのは正直ちょっと困る。そろそろ決定版を見つけてください。
よろしくお願いします。

SANDAL TELEPHONE@新宿BLAZEのライブのこと

22日はアイドル3人組、サンダルテレフォンのワンマン行ってきたんですよ。

11/5にアイドルイベント「NEW ERA SYNDICATE Vol.3」に行ったのですが、他のグループを軽くぶっちぎる圧倒的なプロフェッショナル感にかなり心を持っていかれたので、これはきちんと観ないとダメだという判断。NEW ERA新規です。

初心者用1000円席というのもあったのですが、そこは大人ですからきちんと3000円席を押さえたところ、他にもFC限定席があるにもかかわらず相当にステージ近めを押さえられて(自由席)、ラッキー。
そこからニラニラと観察した結果、かなり遠目で観ていたNEW ERAでは気付かなかった点がいろいろと。

楽曲的には最近の「アイドルポップス」ではなく80年代「アイドル歌謡」込みのもう少し古い音楽の空気感にフォーカスしているのではないか、というのはアルバム「REFLEX」を聴いて感じていたのですが、パフォーマンス込みで体感してみるといろいろ見えてくる。
主に80年代アイドル歌謡や90年代の女性ポップスのおいしいところを引っ張ってきては現代的なマナーに落とし込んでいくスタイルと言えばいいか。

現状多くのアイドルグループが活動していますが、80年代アイドル歌謡であるとか90年代女性ポップスまんまというグループはさすがに多くなく、というか自分の知る範囲にはいません。
そういう割と「空いた」領域に入り込み、そのフレーバーを持ち込みつつ今に読み替えていくことで独自性を生み出す、そんな音楽なのではないかと思った次第。
この日はバンドセットだったのですが、キーボードの方が積んでいた中にEOSがあったのもこれは必然ということでしょう。

ただ、彼女たちのすごいところはその振付にもきちんと「80年代90年代のフレーバーを持ち込みつつ今に読み替え」ているところ。
ここがマッチしているので、全体的に観ていて聴いていてとても気持ちいいパフォーマンスになっているのではないかと思いました。

かつ3人ともパフォーマンスのレベルが高く、そして美しい。
どうしてもセンターの小町まいさんを見がちになってしまいますが、でもナツさんの笑顔がちのガーリーさもエリカさんの小動物的キュートさも近めで眺めると大変に素晴らしい。3人ともアイドルとしてのレベル相当高い。

ただ、NEW ERAで思った「プロフェッショナル感」の相当部分は、小町まいさんが放っていたものだということも近くで見ていてわかりました。
柔らかく動き、素早く変化してぴたっと止まる。伸ばした腕は指先まですっと伸び、曲げるときの腕は一番美しい角度に曲がり、動きによっては絶妙なタメを作る。そういういろいろ細かい所作が見ていていちいち心地よく、細かい積み重ねの結果放たれるプロフェッショナル感。

美貌と、完成度の高い楽曲と、その楽曲にマッチした振付と、その振付を美しく見せる表現力。
アイドルとは総合力である、ということをここまで明確に理解したことはありませんでした。参りました。

彼女たちも、もっと「見つかる」ことができればもっとメジャーになれると思うんですが、何とかならないでしょうか。
少なくとも「全力坂」出るのはいいんだけど、そこ止まりじゃ話にならないので、運営ともども何とか頑張っていただきたいです。

2010年代後半、グループ名の時点で出オチ感のある「終演後物販」やガチガチのコンセプト超先行型の「・・・・・・・・・」が登場した時、正直「アイドルシーンはこれからどうなってしまうのだろう」と思いました。
が、時を経て「終演後物販」がサンダルテレフォンに繋がり、「・・・・・・・・・」がRAYに繋がり、現在それぞれ素晴らしい活動を行っているのを目の当たりにして、まだまだこの界隈行けるぞと思うのです。
頑張れアイドル。

lynch.@日本武道館のライブのこと

lynch.はV系フェスの時に観たきりだったので、先日悠介のサイドプロジェクトの健康を観た身として「そっち観て本体をきちんと観ていない状態は健全ではないのでは」との判断のもと、昨日23日は日本武道館。

そもそも彼らがこの日、日本武道館のステージに立つまでがすごく大変でして。
彼らにとって初武道館ではありますが、実際には3度目の正直。予定が決まっていたにもかかわらず2回中止を食らっています。

1度目はメンバーの不祥事での中止。
しかしそこで脱退・メンバー交代を選択せず、活動一時休止と4人での活動の後に復帰。不祥事前後でメンバー不動の状態で復活するという、日本のメジャー史上では自分が確認できた限り2番目の快挙(最初はBUCK-TICK、3番目は電気グルーヴ)を成し遂げます。

2度目はコロナの影響で直前で中止。
その後にはバンドの判断で約1年の一時活動休止を挟むことになり、休止明け後最初のライブが遂にこの日本武道館という、かなり熱い状態ではあったのですが。

それでも、日本武道館ってたどり着くのも大変だけど、実際演るのもけっこう難しい会場だと思っていて、実力不足のままうっかりたどり着いてしまったバンド・グループの初武道館公演で、あの天井の高い場全体に「空気」を行き渡らせることができないまま、割と空虚な感じのパフォーマンスが続く、という状況も観たことがあります。

が、彼らは圧倒的でした。
1曲目「LAST NITE」の出音一発で完全にlynch.を会場中に充満させてくる。完璧。

Vo.葉月以外の楽器隊はさしてフロアを煽ることもなく、演奏する姿を見る限りでは淡々というか飄々とした風情すら感じさせるのに、実際出てくる音は分厚く鋭い音の壁。
この感覚に過去一番近いのは何だったろうかと思い返したら、東京ドームで観たLUNA SEAだった。そういう比較対象しか思いつかないくらいのエゲツなさ。

葉月はヴォーカルのみならず、MCも最強で。でも「MC能力が高い」と言うより「フロアとのコミュニケーションレベルがMAX」と言った方がしっくりくる、ただ面白いこと、素敵なことを言うだけではなく、その時その時の場の空気に寄り添う感じの言葉を飾り気なく発していくのがすごくかっこいい。天性の「人たらし」感を感じました。
ていうかアンコールの時、「日本武道館祈願」のダルマに目を入れたのを本当に嬉しそうに掲げながら歌うの何。そんなん男でも惚れるわ。ダルマ肩に乗せようとすんなよ。

そんな緩急も抜群、音の強烈さに慄いたりアガったり、MCでほっこりしたり各メンバーの「武道館への思い」で泣きそうになったり、気が付いたら3時間以上。ものすごく濃密な時間でした。

00.SE-AVANTGARDE-  
01.LAST NITE  
02.GALLOWS  
03.GREED
04.EVOKE  
05.CREATURE  
06.XERO  
07.THE FATAL HOUR HAS COME
08.JUDGEMENT  
09.GHOST
10.LIE
11.melt
12.forgiven
13.ASTER
14.D.A.R.K.
15.I'm sick, b'cuz luv u.
16.MIRRORS
17.ALL THIS I'LL GIVE YOU
18.INVADER ×1.5ver.
19.OBVIOUS
20.pulse_
21.ALLIVE
22.CULTIC MY EXECUTION

EN1-1.THIRTEEN
EN1-2.EVILLY
EN1-3.a grateful shit
EN1-4.MOON
EN1-5.EUREKA

EN2-1.ADORE
EN2-2.A GLEAM IN EYE

でも、lynch.ってよくわかんないんですよ、ジャンル的に。
「V系」というのは音楽スタイルを示すものではないので置いておくとして、ラウド系であることは間違いないのですが、普通のラウド系としてまとめてしまうにはメロがキャッチーすぎるし、葉月は普通にイケメンヴォーカルからデス声からビブラート利かせた変な高音から繰り出す凄まじいヴォーカリストですが、なのでスクリーモとかいわんや普通のEMOにも括れないし、割と置き場所のない、別の言い方をすれば唯一無二に近いスタイル。

それだからこそlynch.ではあるのですが、音楽的に「同系統のグループ」として括れるような他バンドも近くにあまりおらず、孤高のバンド的な立ち位置。
そういう状態で武道館にたどり着くのがそもそもすごいのですが、でもこんな音楽強度のバンドが非V系の界隈にはまだあまり知られていないことがあまりにももったいない。もっともっと聴かれていい。聴かれるべき。

とりあえず現場にいて、ガチV系バンドのライブには時々ある、他の観客と異なるアクションが嫌われる「悪目立ち禁止」的な空気は全くなく、男子もかなり多めな中で本当にみんなが自由に発せられる音を受け止められる、そんな環境だったので、あとは本当に広い層に「知られる」「見つかる」だけだと思いました。
過去ロッキンオンのフェスとか、ロットングラフィティ主催のポルノ超特急には出演しているようですが、残念ながらそこで認知が急拡大したという話は聞かず、でもこういう音楽が「見つかる」にはやっぱフェスしかないとも思うわけで。

終演後の中華料理屋で仲間のバンギャの皆様とハイボールをおかわりしながら検討を重ねた結果、今後lynch.が「見つかる」にあたって最適な場はVIVA LA ROCKではないかとの結論に達しました。いや可能であれば。
メディアを持っていることと、日本の大型フェスの中でほぼ唯一、ダイブ&モッシュ(左右に動くのではないガチのヤツ)がOKなフェスであること(近年はコロナでNGですが)。

2019年のVIVA LA ROCK、割と孤高的な立ち位置だったUVERworldが出演し、途中でそこまでの流れをぶった切ってマキシマム ザ ホルモンの「恋のメガラバ」をゴリッゴリにカバーし始めた時、そこにダイスケはんとナヲが「ご本人登場」状態でステージに現れた時、そしてそれに呼応してさいたまアリーナ中がものすごい勢いで沸いた時、UVERworldは孤高ではなくなったという感じがすごくしたのですが、そういうの。
仲間を増やし、認知を増やし、ファンを増やしていってほしいのです。今の枠の外に。

「フェス的なノリ」にアジャストしようと頑張ってますレベルの若いバンドなんぞワンパンで殺せるレベルの音楽的屈強さですので、ずいずい出張っていって大量殺戮を行っていただきたい。
死なない強靭なバンド群やオーディエンスと音楽の拳で語り合って「お前もなかなかやるな」みたいな状況が見たい。
初見のフェス野郎オーディエンスたちを感極まらせてがんがんダイブ&モッシュを行って転げ回っていただくことで、バンドも古くからのバンギャの皆様もいろんな新たな景色を見ることができるのではないかと、そう思うのです。

実際そういう音楽なんだって。
葉月も暴れろって言ってたけど、日本武道館ではルールとして無理とはいえ、昨日そこで鳴っていたのは、ヘドバンとか咲くとかよりもっと本格的に物理的に徹底的に暴れられるやべえ音楽なんですよ。
私はそういうlynch.の現場を時々でいいのでとても観たいと思いました。

というわけで、まずはMUSICA誌への出稿から、是非お願いしたいところです。

フィロソフィーのダンス@日比谷野音のこと

19日は日比谷野音でフィロソフィーのダンスのライブ、十束おとは卒業ライブでした。

自分がフィロのスを初めて観たのは2016年9月19日、半蔵門東京FMホールでのアイドルイベント。
出演したのは
・パンダみっく
・sora tob sakana
・amiinA
・あヴぁんだんど
・フィロソフィーのダンス
の5組。今振り返ると割とエグい並びだと思うのですが、結局その後sora tob sakana、amiinA、あヴぁんだんどは解散し、パンダみっくはメンバー総入れ替え。
その時のメンバーのまま現存しているのは、当時も恐らく一番お姉さんであったフィロのスだけであるという状況だったのですが、この時はまだ一般流通のCDもリリースしておらず、ワンマンライブもまだという時期。

その後、終演後加茂さんが壇上で「CDを買ってほしい」と直訴した下北沢GARDEN、SCOOBIE DOとの対バンであり得ないほど沸いた東京キネマ倶楽部、最大規模の会場でものすごい安定感を見せたTOKYO DOME CITY HALLなど、「同じのを何度も観るよりはいろんなグループを観たい」派である自分でも、最高クラスに何度も観ているグループです。だって楽しいから。

その見慣れた4人の一角が遂に崩れるという、そんな卒業公演観ないわけにはいかず自分の割には早めにチケットを手配したのですが、その直後くらいに完売し、結果立ち見まで出るという大盛況。

観た後の気持ちとしては、パフォーマンスの出来がどうとか言ってる場合じゃない。
というか彼女たちのパフォーマンスが悪いはずがなく、実際最強に楽しいライブだったのですが、実際「楽しい」で終わらせるための相当に周到な準備と段取りも垣間見えるライブで。

卒業ライブでやらなければならない卒業メッセージはライブの中盤に配置し、湿っぽいのはほぼそこで終了、そこから先は徹頭徹尾「楽しい」にフォーカスした流れであったことはわかりやすくそれなんですが。

でも、そもそもおとはすが卒業を発表したのが2022年3月。同時に新メンバーのオーディションも発表され、その進行は随時YouTubeで発表され、このライブ当日に新メンバーが発表されるという流れ。
そして4人での本編ラスト終了後に新メンバー2名が発表されて新しい5人でのパフォーマンス。

そこまでは予想できたのですが、5人で新曲を披露した後、「よかったよー」とおとはす乱入、そのまま新旧メンバー6人で「愛の哲学」。こんなの観たことない。
ていうか、何でおとはす出てきてそのまま新メンバーに率先してインタビューしてるの。面白いけど意味がわからない。
そして新メンバーはけて最後に4人でこれ以降は歌えないであろう「ベストフォー」をベストフォーで披露して終了。泣く。

最終的な感想としては「こんなハッピーなメンバー交代見たことない」です。
卒業ライブっていうのは割とありますが、卒業時点で新メンバーが決まっていることってそんなにないし、大所帯グループだったら抜けるだけだし。
酷いのになると「素行不良で即解雇」、観られると思っていた推しが次のライブにはもういない、みたいなこともままあるアイドル界隈で、旧メンバーが新メンバーのオーディションに携わり、決定後にはきちんと現場で繋いでいく。
こんな素晴らしいことってあるかよレベルの、最高のライブでした。

気になるのは今後のおとはすですが、新メンバーへのインタビューの堂に入り方を見て、これ今後も「フィロソフィーのダンスのコンサートの司会」として常に帯同するんじゃね、と思ったり思わなかったり。